お金

究極の資産形成法 ver2

”定額”貯金

ひと月1万円の貯金で


もしあなたが「30才で60万円の貯金」がないとしたら、社会人になって、ひと月1万円の貯金すらしていないことになります。

もしあなたが「40才で200万円の貯金」がないとしたら、社会人になって、ひと月1万円の貯金すらしていないことになります。

もしあなたが「50才で300万円の貯金」がないとしたら、社会人になって、ひと月1万円の貯金すらしていないことになります。

ひと月5万円の貯金で

1年経つと、60万円貯まります。

5年経つと、300万円貯まります。

10年経つと、600万円貯まります。

20年経つと、1200万円貯まります。

ひと月10万円の貯金で

1年経つと、120万円貯まります。

5年経つと、600万円貯まります。

10年経つと、1200万円貯まります。

20年経つと、2400万円貯まります。

収入 > 支出


怒られそうなほど当たり前すぎる話なのですが、貯金や資産形成を築く最大の秘訣とは、そして、世界一シンプルで確実な資産形成法とは、「収入 > 支出」の厳守です。

理屈としては、きわめて単純すぎる内容です。しかし、資産形成ができない人の特徴と原因も非常にシンプルで、「支出 ≒ 収入」または「支出 > 収入」となっているだけの話なのです。

マインドの働きから見ると、資産形成ができない人とは、「支出 ≒ 収入」「支出 > 収入」がセルフイメージになっている人、それがその人にとって当たり前というか習慣になっていて、無意識(潜在意識)のなかで、「支出 ≒ 収入もしくは支出 > 収入がコンフォートゾーンとなっている」ということになります。

まずは一刻も早く、このマインドの状態を脱しなければなりません。すなわち、以下に書かれている内容をゴール設定し、その考え方を頭に馴染ませることです。そうした生活感、世界観のリアリティを心のなかで維持しつづけることです。

”定率”貯金

収入の10%を貯蓄


私の知る限り、世界最強の資産形成法とは、「収入の10%を貯蓄すること」です。

手取り収入が入った段階で、何はさておき、まず第一に、その10%を隔離し、貯蓄口座に入れてしまいます。これが秘訣です。自分の生活に使うお金、趣味に使うお金、家族に使うお金、他人のために使うお金、借入がある場合の返済に使うお金など、それらのすべては、残りの90%でまかないます。

まずはこの状態を一刻も早くつくり出し、そのように生活を工夫し、この考え方と生活感を心と体に、骨の髄まで馴染ませます。

貯蓄と”加速の法則”


定額貯金をした場合、この記事の冒頭のとおりになります。しかし、上記の「定率貯金(収入の10%貯金)」の場合、じつは、資産形成力は飛躍的に高まります。

ここのカラクリを知ると、人生に天地の差が確実に訪れますし、このカラクリこそ、この記事で一番にあなたに伝えたいことなのです。


たとえば、手取り収入が20万円あるとします。するとその10%は2万円ですから、毎月2万円の貯金ができます。

そしてそれが1年続くと、24万円貯まるはずです。それから10年も経つと、言うまでもなく、240万円もの資産ができあがります。

さて、あなたはこの数字を見て、どう感じますか。

「そうか。たったの2万円の貯蓄で、10年も経つと240万円も貯まるのか。頑張ろう」と考えますか。

そう思った方は、ぜひそのまま続けてください。確実に資産家への道のりに近づいていくことになります。


さてさて、「なんだ、10年頑張っても、たったの240万しか貯まらない計算か。貯蓄や資産形成なんて”ちまちま”したもの、さっさとやめよう。もっと違う方法を考えるべきだ」、このように考える人もいるはずです。

他ならぬ、私自身が若い頃、この類いの人間でした。

こう考える人は、とかく貯金や貯蓄をすることに対して懐疑的です。収入を上げる方法の方ばかりに思考がシフトしがちです。

ですが、この考え方にはマインド的に致命的な過ちがあります。それは、仮に収入が上がったとしても、「収入 > 支出」の習慣がなく、収入が増えた分だけ支出も必ず増え、結局、いくら年収を上げても資産形成はできずじまいに終わってしまうのです。

その人のセルフイメージやコンフォートゾーンが、「収入 > 支出」になっていないからです。

年収が高いのにもかかわらず、お金に困る人をたまに見かけます。理由はごく単純です。先の話のごとく、無駄遣い等が重なり、マインドが「支出 > 収入」になっているのです。

どんなに年収が高かろうが、収入が安定していようが、貯金・貯蓄の習慣がないと、資産形成など一生できません。


アライフィングコミット 杉本

ここで最も注目すべきことは、「収入 > 支出」というマインドの形成、セルフイメージやコンフォートゾーンを持たなければならないということです。



前置きが長くなりましたが、じつは、収入の10%を貯蓄しつづけると、貯蓄額は年々増えていきます。先の手取り収入が20万円の人の場合、10年後には資産が240万円になっているのかというと、そうではありません。もっともっと増えているのです。

「加速の法則」と言って、「意識を向けたその対象は、加速度的にその量を増やしていく」という法則が働くからです。

意識の力と加速の法則のメカニズム


加速の法則は、その内容自体はきわめてシンプルです。

加速の法則とは、

「意識を向けたその対象が、加速度的に増えていく」というだけのこと

ライフィングコミット 杉本

この法則は、この世の真理であり、人生を良くも悪くもします。

意識の集中と拡張(加速の法則)

意識を集中させた対象が、増加、もしくは拡張、加速していくというシンプルな法則。

富や幸福、豊かさや繁栄など、自分が望むものに意識を集中すればするほど、それらは身の回りに拡張され、望むものをどんどん引き寄せ、手に入れることができます。

しかし、それとは逆に、貧困や争い、病気、悲観や消極的なものなど、望まないものに意識を合わせていると、望まない人生を引き寄せてしまうことになります。


この法則が働く背景にあるのは、私たちの無意識・潜在意識には、”志向性”があるからです。

この働きのことを、コーチングでは特に「目的的志向(テレオロジカル: Teleological)」といいます。脳は、ひときわ明確な頭の中を占める強いイメージに対して、無意識にどんどん向かっていこうとする性質があるのです。

この法則を的確に表現した言葉を2つ、ご紹介しましょう。じつは、新約聖書にもその記載があります。

新約聖書

「おおよそ、持っている人は与えられて、いよいよ豊かになるが、持っていない人は、持っているものまでも取り上げられるであろう」

新約聖書 マタイによるの福音書 第13章12節

マタイ効果

マタイ効果とは、「富める者はますます富み、貧しい者はますます貧しくなる」という、成功者・富裕層の特徴、成功してどんどん豊かになっていくが、そうでない人はさらに貧しくなったり、チャンスを奪われたりなどして、富の二極化が進んでいく経済的な現象をいいます。

科学社会学者の「ロバート・K・マートン(1910~2003)」が、上記の新約聖書の記述をもとに「マタイ効果」と名付けて提唱したものです。

お金の重力効果


お金を、最初はたとえ少しずつでも、貯めていくと、次第に加速の法則が働き、増えていく量(スピード)が加速していきます。

ですから、先に登場した手取り月収20万円の人が、「毎月2万円しか貯められないから」などと悲観する必要はまったくありません。

貯めていくうちに、貯金額が増えるにつれて、どんどんセルフイメージやコンフォートゾーンも高まり、稼ぐ力が身につき、視野が拓(ひら)け、さらに稼いだり貯めたりできるようになります。

このカラクリこそが、私があなたに最もお伝えしたいことであり、このブログの最大のテーマです。


まれに、インフレを持ち出して、「お金なんか時間が経てばどんどん価値が下がるから、やっぱり貯蓄なんか無駄だ」と訴える人がいます。

経済指標、インフレ率が2%なら、毎年2%ずつお金の価値が目減りするから、黙っていて事実上毎年2%のお金が減るのなら、現金として持っておくのはナンセンスだという論理です。

この場ではっきり申し上げますが、そのように説く人たちは、たしかに経済には多少は詳しいかもしれませんが、私に言わせれば、マインドのカラクリと、この世の真理を知らないというだけのことです。

2%分の現金は減るかもしれませんが、貯金がないほうが、もっとリスクは高まり、セルフイメージの低下のほうがマイナス2%どころか、もっとマイナスに働きます。特に日本のインフレ率の動向の場合、この事実がアメリカなどに比べてより当てはまります。

毎月10%も貯金していたら、インフレ2%なんかどうでもいいという話です。そんなに心配なら、適切な投資運用をすればいいのです。


話がちょっと横道にそれましたが、「お金の重力効果」について話をします。

貯蓄と加速の法則、マインドの志向性やセルフイメージのカラクリなどを組み合わせると、以下のようなお金の性質が表出しはじめます。

お金持ちが、お金持ちたる所以とは、加速の法則やこの重力効果を、意識的か無意識的かは別にして、利用している点です。

お金の増殖と重力効果

お金には、じつは、増殖効果があります。

小さなお金には小さなお金の増殖力しかありませんが、ある程度まとまったお金になると、大きな増殖効果を発揮するようになります。

それはまさに重力のような様子と酷似していて、小さな物質では小さな重力しか発生しませんが、ある程度のまとまった質量になると、大きな重力を発生します。

”お金の3つの機能”

  1.  交換機能: お金とモノやサービスが交換できます
  2.  貯蓄機能: 貯金のように富を一時的に蓄えられます
  3.  増殖機能: お金そのものに増殖能力があります

推薦図書


”定率貯蓄”と”資産・投資運用”に関する名著をご紹介しましょう。このブログの参考文献にもなっています。

  1.  ジョージ・クレイソン 著「バビロンでいちばんの大金持ち」
  2.  本多静六 著「私の財産告白」
  3.  勝間和代 著「お金は銀行に預けるな~金融リテラシーの基本と実践~」
  4.  水瀬ケンイチ 著「お金は寝かせて増やしなさい」


①の書籍は特におすすめで、10%ずつ貯蓄をすることの偉大さと壮大なストーリーが描かれています。私も読んでいて感動いたしました。

②の方は、25%ずつ貯蓄をする人物の人生観が描写されています。

③④は、”インデックス投資”に関するおすすめ書籍2冊です。現代の投資運用の第一歩として有用です。




多くの研究成果は、ほとんどのプロの投資家の投資パフォーマンスが、株価平均よりも良くないことを示している。債権や商品や通貨に関しても同じことが言える。そうであるならば、株式の場合、株価平均に連動する株式インデックスに投資した方がいいことになる。

ジム・ロジャーズ 著「危機の時代 伝説の投資家が語る経済とマネーの未来」

資産家の術式


大きな資産を維持する人々が絶対的に順守している「10%ルール」というものがあります。内容はごくごくシンプルで、「収入の10%は他人に使え」というだけのことです。

上記の内容とを両立しようとすると、以下のようになります。

資産形成の術式
  1.  収入の10%以上は、貯蓄したり投資運用する

  2.  収入の10%以上は、他人のために使ったり寄付をする


”10%ルール”についての詳しい解説は、以下にゆずります。興味のある方は読んでみてください。旧約聖書に記述された「他人への施し」について書かれています。

”感謝”と加速の法則


感謝には、感謝を向けたその対象を増やしたり、拡張しようとする力があります。

「意識をしたり、集中しているものは拡張する」という真理は上述しました。持っているものに集中をすると、持っているものが増えます。逆に、持っていないものやネガティブなことに集中すれば、持っていない事実が拡張し、ネガティブなことが増えます。

これが自然の秩序ですが、ここに「感謝の法則」が加わると、より確実に富や豊かさを引き寄せることができます。

感謝というのは、私たちがすでに持っている”良いもの”に集中することです。感謝をすると、持っている”良いもの”が増え、拡張されていきます。

自分がすでに持っているもの、与えられているものに対して、感謝をしなければなりません。それが、私たちが天地自然の摂理と一体になる秘訣です。

感謝すればするほど、より早く経済的な豊かさを手に入れる運を手にすることができます。多くの人が「お金が十分にない」と口癖になっているようです。この「お金が十分にない」と思ってしまうことこそが、自己破壊的な予言になり、自分の生活をみじめなものにしてしまっているのです。

(中略)

私たちの人生は、感謝の量と正比例しています。

(中略)

私が知るかぎり、感謝することが富を築く上で最も重要な手段です。富を築くための主な原則が2つあります。1つは、自分自身に感謝すること。2つ目は、富に感謝することです。お金はそれを最も大事にする人のもとに自動的に流れるようになっているのです。お金と人は似たところがあります。お金も人間関係同様、愛されたい、感謝されたいと思っているのです。あなたが相手に感謝しなければ、その人はあなたから離れていきますね。同じようにお金も感謝されなければ、感謝してくれる人のもとへと去っていくのです。

(中略)

お金を貯める人は、お金を自分のために働かせることができる人です。こういう人はお金の達人になります。これに対し、お金を大事にせず、貯金しない人は、一生お金のために働き、お金の奴隷になるのです。

(中略)

あなたがお金と自分自身をどれだけ大事に考えるかという点だけなのです。貯金や投資を早く始めれば始めるほど、より大きな資産を築く可能性が高まります。

ジョン・ディマティーニ 著「世界はバランスでできている」p134〜151より引用