健康

肩こりの真の理由を知り、脳を真に覚醒せよ!!(前編)

肩こりは現代病の最たるひとつです。病というのは少々大げさな気もしますが、それならば現代症状という言うべきでしょうか。

いずれにしても、現代に非常に多く見られるものです。

さて、現代に生きる私たちにとって、どうしてそんなに肩こりが多く見られるのでしょうか。どのような原因や生活習慣が元になっているのでしょうか。

おそらく、多くの人や、さらには医師や専門家の人たちさえも、その真実を知らない可能性があります。


まず最初に、最も誤解されているであろう真実を先に指摘してしまうと、ほとんどの人の肩こりは、じつは、肩こりではないのです。

通常、肩こりというと、首から肩や背中にかけて起こる、何やら滞ったような不快症状や”にぶい痛み”といったところでしょうか。筋肉の使いすぎや緊張が原因で、血流が滞ったり、疲労物質が蓄積して、症状が起きてしまっているとイメージしたり解釈をしています。

肩や首回りにはインナーマッスル(身体の深いところに位置する深層筋のこと)も含めると、結構な数の筋肉が関わっていますが、概ね、肩こりで主に挙げられるのは、「僧帽筋(そうぼうきん)」「板状筋(ばんじょうきん)」「菱形筋(りょうけいきん)」などでしょう。

僧帽筋(そうぼうきん)
使用アプリ:Atlas
僧帽筋(そうぼうきん)
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板状筋(ばんじょうきん)
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板状筋(ばんじょうきん)
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菱形筋(りょうけいきん)
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菱形筋(りょうけいきん)
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しかし、現代人の行動や筋肉の使い方の癖などをよくよく観察してみると、板状筋は確かに、デスクワーク等で緊張しやすい状態にありますが、僧帽筋や菱形筋はそれほどでもありません。

現代人は、僧帽筋・菱形筋なんかは言うほど使わない。肩をすくめたり、背中を後ろ側に閉じるための筋肉で、日常生活で、そんなに何度も何度も肩をすくめる動作を私たちはするでしょうか。重い荷物を毎日何度も持ったりすれば、それは僧帽筋だって疲労しますが、現代人でそういう人は、特定の職業の人を除いて多くはないのです。

不思議ではありませんか。そんなに僧帽筋ばかりを使ったり緊張させる環境下にはないのに、肩こりが重症化するという矛盾。

現代人に非常に多い、肩こりに見える症状は、じつは肩こりなんかではないということです。


真実は、肩こりではなく、「肩の筋肉や関節の引っ張られすぎ症候群」なのです。

ここからが非常に重要なポイントとなってきますが、肩こりに”見える”症状の最大の原因とは、なんと、「大胸筋の極度の緊張」です。

大胸筋(だいきょうきん)
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大胸筋(だいきょうきん)
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「なんで胸の筋肉が極度に緊張することで、肩が痛くなるのか」と非常に不思議に思うのが、まったくもって常識的で真っ当な判断というものです。

しかし、現実に、肩こりに見える症状のひどい人は、ほとんどの場合、大胸筋、すなわち胸の筋肉が非常に硬い。そして、いっくら肩をほぐしたり、揉んだり、ストレッチやマッサージをしても効果は限定的か一時的。

種明かしをすると、大胸筋が緊張し続けることで、肩関節が体の前面側(胸側)に長い間引っ張られる状態が続き、背中の筋肉や関節が強制的に引き伸ばされ続け、傷んで悲鳴を上げていたのです。

言い換えると、肩こり(に見える症状)の真の原因とは、肩の筋肉の緊張などではなく、肩の筋肉の「拮抗筋の異常緊張」が原因ということです。肩ではなく、胸なのです。

拮抗筋(きっこうきん)とは、一つの動作に対して、互いに逆の動作を起こす関係にある筋肉のことで、「対称的な筋肉」のことです。


このあたりの関係性について、もうひとつ一例というか、世間の重大な誤解を解きほぐします。

体中の500種類もある、あらゆる筋肉の中で、最も硬くなりやすいと言われるのが、「前脛骨筋(ぜんけいこつきん)」です。「脚のすねの筋肉」です。

前脛骨筋(ぜんけいこつきん)
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前脛骨筋(ぜんけいこつきん)
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先ほどと同じような話になりますが、この筋肉は、つま先を上に上げる筋肉です。

私たちの日常生活において、「つま先を上に上げる」などという動作なんぞ、ほとんどしないのにも関わらず、なぜか、その筋肉が体中の中で最も硬く緊張しているという矛盾。

原因はやはり、拮抗筋です。前脛骨筋の拮抗筋とは、「腓腹筋(ひふくきん)」と「ヒラメ筋」です。要するに、ふくらはぎの筋肉です。

日常生活において歩く・走るなどという、つま先を地面に蹴り飛ばすような筋肉の使い方、ふくらはぎを最もよく使うからこそ、その拮抗筋である前脛骨筋が最も疲労するのです。

腓腹筋(ひふくきん)
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腓腹筋(ひふくきん)
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ヒラメ筋
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ヒラメ筋
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肩こりの話に戻りますが、真の原因とは、肩に問題があるのではなく、胸の筋肉の異常緊張です。

であるならば、話はカンタン。肩こりを治したいのなら、胸の筋肉である大胸筋をほぐしたり、何らかの方法や施術によって、大胸筋の緊張を取り除けばいいわけです。

ところで、どうしてそんなに私たちは、大胸筋が緊張しているのでしょうか。大胸筋とは、「腕を後ろ(背中側)から前(胸側)に動かす筋肉」です。いつ、そんなにも大胸筋を使っているのでしょうか。


最も大きな理由は、「スマートフォン」です。もしくは「パソコン」です。両者をいじる際、腕を前側に維持するために、大胸筋を使います。

現代人は、あまりにスマートフォンやパソコンに依存しているために、無意識ですが、異常なまでに大胸筋の緊張を強いられているのです。

ちなみに、このときの動作の最も拮抗筋となり得るのは、あまり聞き慣れないかもしれませんが、「大円筋(だいえんきん)」です。

大円筋(だいえんきん)
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大円筋(だいえんきん)
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現代人特有のスマフォやパソコンに対する依存ゆえに、大胸筋が異常に緊張をする。そして、それを支えたりアシストする拮抗筋の「大円筋」までもが、異常に緊張したり疲労する。

両者の筋肉の緊張こそが、それらを支えたりアシストする肩回り全体の筋肉の緊張を誘発し、結果として、肩全体がかたまり、肩こりが発生しているのです。


イメージとして、たとえば、ガリ勉の人がいたとして、ガリ勉だからいつも勉強ばかりしていて、おかげですごく勉強ができそうなイメージです。

しかし、現実を見渡してみると、そうでもない。本当に勉強のできる人とか、学力や成績の高い人たちをよくよく観察し、見てみると、ガリ勉の人ってあんまりいないんです。

むしろ、文武両道という言葉は古いですが、勉強ばかりに固執せずに、運動やスポーツができたり、両立している人の方が能力値やパフォーマンスが圧倒的に高かったりします。


人生において成功するために、神は人に2つの手段を与えた。教育と運動である。しかし、前者によって魂を鍛え、後者によって体を鍛えよ、ということではない。両者の両立によって、魂と体の両方を鍛えよ、というのが神の教えである。この2つの手段によって、人は完璧な存在となる。

プラトン(古代ギリシャの哲学者、紀元前427~347年)


話の続きは「中編・後編」へと、「真の脳の覚醒」について迫っていきます。

体の緊張のメカニズムを知り、それがどう能力やIQ、潜在意識開発と覚醒へとつながっていくのかを、丁寧に解説をしていきたいと思います。