お金

【上級編】真の投資家のあるべき姿と“六方拝”

成功し、豊かになった暁(あかつき)には、その資本を適切に管理し、役立たせなければなりません。

資本は、ただ貯め込むだけでは宝の持ち腐れ、それ自体に意味や価値はなく、世のため人のために役立たせてこそ、初めて価値を生じるのです。

【お金の意志】

お金が最も喜ぶことは、人に「ありがとう」と言われる使い方

お金が最も嫌うことは、ギャンブル


【真の投資家の在り方と役割】

真の投資家とは、「社会貢献」以外の何者でもありません。豊かさを自らに与えてくれた人と社会と天に感謝し、そして次に、それらに対し貢献という名の恩返しをすることです。

持ち得る資本・資産を、”無理なく無駄なく確実に”運用し、人々や社会に役立たせ、その“おこぼれ”を利益とします。

利益の一部をご褒美として自分と家族や周りの人たちの豊かさへと使い、残りのすべては再投資をして、さらに多くの人と社会に役立つようにします。

そうして経済を回し、雇用を生み出し、社会を活性化させるのです。お金とは、“循環”がその本質です。

投資家に限らず、企業家や経営者にも言えることですが、利益をすべて自らの私利私欲に使い込む者は、必ず天に見限られ、やがて持ち得る資本のすべてを天に取り上げられてしまいます。

真の投資家・経世家・企業家とは、「お金とは、人様の“幸福”と“繁栄”のためにある」ということを心から理解し、納得して、それを行動に移せる人のことを言います。

お金は、決して目的にしてはいけないものです。お金を含めて、この世に存在するすべての事象・存在の目的とは“幸福”であって、そのための手段の一つがお金なのです。

周りを見渡すと、おかしな考え方、やり方、不幸や不信感、狂った価値観と世界観が幾多天田に存在しますが、それらすべては、目的と手段の履き違えにその根本原因があります。

目的を“人様の幸福”に捉えなおし、その視点に立って投資家としての理念や目標、企業家・事業家としての理念や目標を掲げることができれば、すべて“こと”はうまく運ぶようになります。

最もキーワードとなるであろう言葉とは、“貢献”の2文字になるかと思います。投資家とは、“感謝の見える人”であり、“貢献家”となるべきです。


「今の経営常識からいうと、株主価値を高めるのが経営の目的だと言われていますが、そうではありません。社員が本当に幸せになってくれること以外には目的はありません。みんなが本当にがんばって幸せになってくれれば、当然業績も上がるし、その結果は株主価値にも反映していくわけですから」

稲盛和夫(実業家、京セラ創業者)


【投資家の備えるべき”目”と感謝を手向けるべき先】

投資家は、”感謝が見える”べきなのですが、具体的に言うと、企業とは、本当に多くの人たちの努力と貢献によって成り立っているということです。

世間一般にいう企業のもっぱらの指標や評価はというと、株価、利益、成長率、資産状況などでしょう。ですから、「業績第一主義」「成長第一主義」「株価第一主義」という言葉が幅を利かせます。

しかし、これらの指標・評価は、重要なものではありますが、それらが目的になったり、第一に掲げられてしまうと、その他のものは必ず犠牲になり、後回しになります。

その筆頭が、企業の社員の幸福です。給料、福利厚生、社内環境、健康状態、精神的余裕などです。

企業を動かすのは、まぎれもなく、企業の社員です。そして、その社員の心を支えてくれているのは、社員の家族です。多くの投資家が、果たして、この視点を本当に正しく持っているのでしょうか。

利回りがどうのこうの、株価がどうのこうの、成長率がどうのこうのと、うるさく言う人がいますが、お金や利益や株価をあまりに重視し、そればかりを追い求めると、そのしわ寄せは間違いなく、社員をはじめ、企業に関わる人間すべての幸福の享受に波及・影響してしまいます。

そうした事態に陥らないためには、バランス感覚が本当に大切で、企業はどのようにしてまわり、企業という存在を構成しているのか、その実態と真実を正しく把握することが不可欠で、投資家の”感謝が見える”ということだと思うのです。

① 企業を支える経営者、幹部、社員と、その家族の方々に感謝をする

② 企業に貢献してくれる協力企業、取引先企業、その社員とその家族に感謝をする

③ 企業を繁栄に導いてくれる顧客、ファンやお客様に感謝をする

④ 企業の活動の幅を拡げてくれる地域社会や自然、地域住民に感謝をする

⑤ 企業の存在、その役割や機会を与え、陰ながら支えてくれる縁の下の力持ち、自分以外の他の投資家の方々、出資者や株主に感謝をする


こういう視点に立った場合、投資家とは、本当に株価がどうの利回りがどうのこうのとうるさく言うべき存在なのでしょうか。

はなはだ疑問です。

しっかりと、企業の本来の目的や、企業が存在・存続するために必要な多くの人たちの努力と貢献、そして、企業に関わるすべての人たちの幸福をあたたかい心で見守ることが、投資家に最も必要な”目”であろうと思います。


【投資家のための“六方拝”】

① 私は、(投資先)企業を支えてくれる社員とその家族に感謝し、貢献します

② 私は、(投資先)企業に貢献してくれる協力(取引先)企業、社員とその家族に感謝し、貢献します

③ 私は、(投資先)企業を繁栄してくれるファンやお客様に感謝し、貢献します

④ 私は、(投資先)企業の活躍の場を拡げてくれる地域社会や自然、地域住民に感謝し、貢献します

⑤ 私は、(投資先)企業に役割と機会を与えてくれる、私以外の他の出資者や株主に感謝し、貢献します

⑥ 私は、(投資の)機会を自らに与え、人と社会を豊かにしてくれるお金に感謝し、貢献します

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