ライフィングコミット LINE公式アカウント
健康・身体性

目を良くする視力回復の方法とは?

どういうわけか、最近、目を良くする方法や視力回復について多くの質問をいただきます。それだけ大きな現代の生活習慣病なのでしょう。

本日の記事は、現代人特有の視力に関するテーマになります。

視力を最も決定づける要因とは?

現代人が視力低下に悩む場面は近年、非常に多く見受けられます。視力を遺伝だという人をたまに見かけますが、そういう要素もゼロではありませんが、概ね間違いです。

それは視力の平均値などを調査したデータ等を見れば一目瞭然です。

そもそも視力とは何によって最も影響を受けるのか、それを知っていると、現代人の目の悩みや視力低下に関する疑問の多くは、理解できるはずです。

視力を最も決定づける要因とは、「環境」です。

もう少し具体的に言うと、「その人が普段、どのような距離でモノを見ているか」ということです。

要するに、近いものばかりを見ている人は、「近いものを見るための目」になります。これが近視です。

これだけ聞くと、近いものを見ることが悪く聞こえるかもしれませんが、そういうことではなく、これは単なる「環境への順応」であり、「環境への最適化」です。

近いものばかりを見る環境にいるので、近いものを見る目になり、近視に目が最適化されているだけです。

そしてまた一方で、遠くを見る機会が減ることで、遠くを見るための訓練と視力が失われ、いわゆる”視力の退化”が引き起こされます。


ここに拍車をかけているのがメガネです。

メガネという道具でもって視力を補っているので、目はどんどんメガネを使う環境に順応し、そしてまたメガネを使って近くしか見ないという悪循環が生じ、裸眼で遠くを見るための環境と訓練と視力からどんどん遠ざかっていきます。

メガネを使って目がどんどん悪くなるという人、メガネがどんどん厚くなるという人は、メガネを使ってどんどん近くしか見ない環境に身を置いているからです。

目と視力とは単に、置かれた環境に順応しようとしているだけに過ぎないのです。

視力低下を引き起こす3つの要因

現代人の視力低下を引き起こす3つの要因を見ていきましょう。それが分かると、視力低下への対処の仕方も自然に分かるようになります。

① パソコン・スマートフォン


視力低下の最大の原因とは、「近くばかりを見る」という環境要因であり、現代人の場合、それは何といっても「パソコン」と「スマートフォン」に他なりません。あるいは、液晶画面の普及と技術革新とも言えます。

電車に乗ると、その社会問題は顕著です。もはや現代は、スマフォ画面を見ていない人を見つけることすら困難な時代です。

電車に乗る人は、ほぼ全員がスマフォにかじりついています。これで視力が低下しないわけがありません。

そしてもちろん、電車を降りても液晶画面を見る機会はたんまりあります。パソコンです。

この環境で目が疲れないわけがない。目やその筋肉、周辺組織に疲労物質がどんどん蓄積し、代謝と血流が低下していき、そして自己治癒力が失われ、目の回復力はなくなる一方です。


人間の細胞・組織は、どの器官においても使えば疲労します。酷使すれば状態を悪化させます。疲労を回復するのは休息しかありません。

これは誰でも聞けば、すぐに分かる至極真っ当な事実ですし、以下のようなあまりにも当たり前すぎる真実に行き着かざるを得ません。

  1.  疲労 < 回復力 ⇒ 健康

  2.  疲労 > 回復力 ⇒ 病・各種疾患

パソコン・スマフォが普及すればするほど、目は疲労し、また一方で遠くを見るための機会と環境と訓練は失われ、視力は退化し、この悪循環が現代人の視力低下の象徴となっています。

② 筋肉の緊張と骨格のゆがみ


パソコンやスマフォ習慣において、多くの人が見逃してしまっている人体への悪影響があります。

「筋肉の硬直」と「骨格のゆがみ」です。運動不足と長時間の偏った姿勢によるものです。

現代人の肩こりのほとんどは、ここから生じています。

骨格のゆがみと筋肉の硬直によって、血流と代謝が著しく低下し、回復力や自己治癒力が相当に失われているのが現代人の特徴です。

当然の流れとして、目や脳や神経系統の血流・代謝・回復力も全体的に下がりますから、視力の低下に拍車がかかります。


骨格のゆがみと筋肉の緊張、肩こりとの関係について詳しくはこちら

③ ブルーライト


最後は”ブルーライト”による悪影響についてです。

可視光線の中でも特に刺激性の強い波長成分がブルーライト(一部、可視光領域から外れる)なわけですが、液晶画面を見たときにどの色や波長のブルーライトが、どの程度の強度と刺激性なのかというのは、肉眼や体感では全く分かりません。

これらを計測できる機器を持つ人は、一般の人では皆無なわけですが、ブルーライトがどの程度、人体や視力に悪影響を与えているかという指標は、私たちにはまずありません。

しかし、市販で売られているブルーライトカットフィルムを使って液晶画面を覆うと、確かに、ブルーライトの遮蔽率が高いフィルムほど、目が痛くなりにくかったり、疲れにくという経験は私自身、何度もあります。

何種類かのフィルムを買って試してみて、ブルーライトの影響は確かに大きそうだという実感を持つようになりました。


光学物理や原子物理について多少の親しみがないと、なかなか分かりにくいかもしれませんが、光のエネルギー強度というのは、光量ではなく、波長の短さになります。

つまり、単純に波長が短いと、エネルギー強度が高く、刺激性が強くなるのです。ブルーライトは可視光線(やや不可視光線を含む)の中でも特に波長の短い領域を指すため、刺激性・攻撃性が強く、目の中の組織(網膜や視神経)を痛めます。

ある研究によれば、ブルーライトを浴びると、ルテインという目の細胞組織を守り、回復を助ける成分が減少傾向にあるそうです。

ブルーライトは、確かに視力低下や各種疾患を助長する可能性はあるように思います。

目を守り視力を高める方法とは?

視力低下に結びつく要因さえ分かれば、ある程度の対策は誰にでも取れるようになります。

無理なく実践できる対策から、試していってみてください。

対策1: 目の休息時間を持つ・遠くを見る時間を増やす


最も本質的な対策です。

近くばかりを見ることに慣れ、そして液晶画面(パソコン・スマフォ)による目の疲労と酷使が、現代人の視力低下の本質です。

であるのなら、「なるべく遠くを見る習慣を持つこと」「目の休息時間を作ること」以上の対策が、他にあるでしょうか? 

私自身の場合はというと、目の休息日である「休眼日」を週に1~2日設けています。単純に、なるべくパソコン・スマフォを使わず、目を休ませ、外に出かけて遠くを見るようにするための「目の休暇」です。

現実に、その日一日を完璧にスマフォから離れることはできていませんが、次の日などのパソコン等に関わる仕事のはかどり具合を見ていると、日々の液晶画面による目の疲労というのは相当に大きいのだろうと実感をします。

休息って、本当に大事ですね。

対策2: 運動習慣を持つ


運動不足が視力低下に拍車をかけていることは前述した通りですが、運動は健康と免疫の基本中の基本です。毎日1時間以上でも歩くようにすれば、全身の血流と代謝、そして回復力や自己治癒力はかなり向上するようになります。

あるいは、骨格のバランスや筋肉の偏りを考慮すると、意外かもしれませんが、「ラジオ体操」や「ハタ・ヨガ」がベストな選択となります。興味のある方は、ぜひ取り組んでみてください。

とにかく、血流を良くすること、これ以上の健康法はありません。


すべての病気の原因とは、酸素の欠乏症である。癌や心臓病なども細胞酸欠によって起きる。

野口英世(医学博士、理学博士、細菌学者)

人生において成功するために、神は人に2つの手段を与えた。「教育」と「運動」である。

しかし、前者によって魂を鍛え、後者によって体を鍛えよ、ということではない。両者の両立によって、魂と体の両方を鍛えよ、というのが神の教えである。

この2つの手段によって、人は完璧な存在となる。

プラトン(古代ギリシャの哲学者、紀元前427~347年)

対策3: ブルーライト対策

3-1: 液晶画面の輝度を落とす


輝度(きど)とは、画面の照度であり、明るさのことです。

じつは、輝度を落とすだけで、かなりのブルーライト対策と目の疲労・負担への軽減になります。

これは、言われてみれば誰でも当然のことのように感じますが、意外にこのことが多くの人にとって盲点であり、液晶画面の明るさを変える」という発想がないようです。

しかし、効果は非常に高く、誰でもすぐに画面の設定さえ変更すれば実践できますから、最も再現性の高いブルーライト対策と言えます。

パソコンやスマートフォンの画面の明るさなんて、気にしたことも触ったこともないという人は、意外と多いように感じます。

ぜひ、輝度・照度設定を試してみてください。その場から目の負担感や疲れ具合が変わります。

3-2: ブルーライトカットフィルム・メガネ


ブルーライトカットの役割を持つフィルムをパソコンやスマフォ画面に貼ったり、ブルーライトカットメガネを使用すると、目の疲れや痛みがかなり軽減されます。

これも試してみれば、効果が誰でもすぐに分かると思います。

フィルムやメガネを選択するときは、ブルーライトの遮蔽率がきちんと記載されているもので、その数値がなるべく高いものを選ぶようにしましょう。

【ブルーライト遮蔽の実験が簡単にできるメガネ】

付属のブルーライト照射器(右上の青い部品)で実験シートに直接照射すると、写真のように焼け焦げがつくのですが、メガネを通してブルーライトをシートに照射すると、焼け焦げがつかなくなります。

ブルーライトの遮断具合を簡単に確認できる面白いグッズだと思います。

対策4: 読書とパソコンとスマフォの違いを認識する


単純に、「本による読書」と「パソコン」と「スマートフォン」を比較した場合、どれが最も視力が低下しやすいかを考えてみたことがあるでしょうか?

視力低下の順位

スマフォ > パソコン > 本による読書

じつは、スマートフォンが最も視力を低下させます。なぜかと言うと、画面が小さい上に、カラー表示(激しい色彩の変化)や動画等で、目に対する情報量と負担が桁違いに大きいからです。

本による読書とスマフォを比較するとそれがよく分かりますが、両者とも、目と見る対象との距離に大差はありません。その意味で、近視の最適化はどちらにも起こりますし、読書とて長時間やり続けると、やはり視力は低下します。

しかし、両者を”目の運動量”という視点で比較してみてください。

目というのは、上下左右に眼球を動かすことで筋肉運動が生じ、筋肉動作によるポンプ作用によって血流が起こります。つまり、目を動かすと、血流が上がって、代謝と回復力が向上するのです。

読書は、紙面というやや狭い領域の中でも、少なからず視点の移動と、それによる目の上下左右の運動があります。一方で、スマフォはあまりに画面が小さいため、目の運動が起きませんし、代謝は下がるばかりです。

スマフォは、目の運動が全くないので、血流や代謝は下がるばかりに加え、画面の情報量は桁違いに多いので、目に対する負担は甚大なのです。


パソコンはどうでしょうか?

パソコンは、やはり液晶画面なので情報量は多く、またブルーライトによる影響もあります。

しかし、目と画面との距離は書籍やスマフォに比べて倍近くあります。そして、スマフォより画面がはるかに大きいので、目の運動量はスマフォより段違いに生じやすいという側面もあります。

同じ液晶画面でもパソコンとスマフォでは、目に対する負担に相当な違いが存在するのです。「目と画面との距離的な違い」と、「画面の大きさによる目の運動量の違い」という2点の差が本当に大きいのです。

対策5: 目や視力に関するゴール設定


コーチングではお馴染みだと思いますが、「目や視力に関するゴール設定」をしましょう。

ゴール設定をすると、それに必要な情報や方法は、後から自然に見えてくるというのがマインドの上手な使い方であり、その重要なメカニズムです。

あるいは、目や視力に関するアファメーションを作ってみてもよいでしょう。

アファメーション例文

私は目がとてもいい。昼でも夜でもモノがはっきりと見える。視力○○。

補講: 脳の位置と眼圧の上昇

最後に、やや上級編的な内容となりますが、「視力低下と脳の位置との関係」についてご紹介しておきましょう。

上の写真は少々大げさではありますが、このような姿勢で長時間、本を読んだり、スマフォ等をいじっていると、脳全体が顔面側に落ちてきて、眼球が脳自体の重みによってつぶされ、眼圧が上昇して血流と視力が低下してしまうことが、想像がつきますでしょうか?

実際にこれは受験生や事務職の方などによく起こり得ることで、このような姿勢が長時間続くと、骨格はゆがみ、脳の位置は変わってしまい、血流や酸素濃度、脳のパフォーマンスは著しく低下、視力も極端に悪くなります。

当たり前かもしれませんが、姿勢と休息は非常に重要なことなのです。気をつけるようにしましょう。

骨格が心配な方は、カイロプラクティックの専門家に診てもらうことをおすすめします。