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ゴール設定

ゴールの期限設定とパーキンソンの法則

ゴールの期限設定の有無について


弊社のコーチングメソッドは、ルータイスのコーチング理論をその基礎に置いています。

「ルー・タイス」とは、コーチングの創始者として知られる人物のことなのですが、フットボールコーチだった彼が、自身の教え子であるフットボール選手達の能力やパフォーマンスを強化しようと試行錯誤を繰り返していました。

その過程でワシントン大学のある客員教授から学んだことが、ルー自身の考え方、そして人生を大きく変えるものとなりました。教え子たちを大きな成長と変革へと導き、その学びの深さ・素晴らしさを実感することができたのです。

ルー・タイス(1936~2012年)
心理学者。米国自己啓発界、能力開発の世界的権威。コーチングの創始者。
アメリカ・ワシントン州生まれ。


ルータイス・メソッドの場合、ゴール設定に関する”期限設定”というのは、設けてはいません。ゴールの達成時期と達成方法については、天地自然の順序と摂理に任せるというスタンスをとります。

物事というのは、自然の流れに沿った適切なタイミングというのがあって、どんなに強く望んでいても、それが自然の流れと摂理、準備や順序に逆らうものであれば、それは「まだ準備ができていない」「機が熟していない」ということになります。

辛抱強く「待つ」ということも時として必要であり、それが学びなのです。


しかし一方で、期限設定のある(内包される)目標やゴールというのも当然あります。

期限設定の含まれる目標
  •  彼女の誕生日に思い切って○○をプレゼントする

  •  ○月○日に執り行われる□□大会において優勝する

  •  東大に合格する(試験や合格の日時は予め決まっている)

  •  ○○才までに貯金1億円を達成する

この場合、期限設定そのものが目標/ゴールであり、というより目標の中に期限設定が内包されている形になります。

ライフィングコミット 杉本

じつは、期限設定というのは、それを行った方がゴールの世界のリアリティは高まるし、明確さとなってゴール達成の臨場感が上がるというメリットがあります。

多くの自己啓発や成功哲学に期限設定が語られる理由は、ここにあります。

「脳内におけるゴールの世界のリアリティを強化する」というのは、コーチングにおけるゴール達成の最も肝になる最重要キーワードなのです。

ルータイスの方程式

I(Image)× V(Vividness)= R(Reality)

イメージに鮮明さが伴うと、リアリティになる

鮮明で明確なイメージの描写が、脳内のリアリティをつくるというのが、この方程式の意味する内容です。

リアリティとは脳内におけるその人にとっての”真実”のことであり、「自分自身の在り方とそこから見える世界の姿」です。

人間とは、脳内に蓄積されたリアリティに従って判断し、また行動を起こします。

脳内に描かれたゴールの世界、もしくはその世界にいる自分の姿にリアリティが与えられると、それらがコンフォートゾーンとして選択され、私たちはスムーズにゴール達成へと向かうことができるのです。

ライフィングコミット 杉本

リアリティのないものは、どんなに一生懸命にゴール設定しても、脳は自分にとって関係のないものと認識し、スルーしてしまいます。

多くの人が、ゴール達成は難しいと考えがちですが、それはこの部分に問題があるからなのです。

マインドを変えるとは、脳内や潜在意識レベルでの、このリアリティを変えること。

すなわち、人生を変えるには、脳内における真実とリアリティを改善さえすればよいことになります。

ゴールの世界を強くリアルに感じると、ゴールの世界が現実になるのです。

潜在意識の働きというのは、私たちの信じることを裏付ける証拠を常に探し求め、また、自分でその証拠を作り出してもいます。

そうして、「信じるものは必ず現実化する」という結果が引き寄せられます。

ライフィングコミット 杉本

身の回りや周囲の環境とは、私たちの心を映し出している鏡に過ぎません。

潜在意識がその自然な働きとして、「外の現実世界」と「内なる心の世界」とを一致させようとしてくれるからです。


ちょっと横道にそれましたが、期限設定の話に戻ります。

期限設定に対する2つのスタンス

結果として、期限設定とは、「ゴールの達成時期は天地創造の自然の摂理にしたがって、あえてしない」という方法と、「明確さと強い想いと決意にしたがって、ゴールの達成期限を明確に設定する」という2つのスタンスがあります。

※ 本来のルータイス・メソッドの場合は、期限設定をしません。

どちらのスタンスを取るのかはあなた次第、Want-toにしたがって決めればよいでしょう。

目標を定めるときには、時間の制約や締め切りを設けることが多いと思います。もちろん、締め切りが必要なケースもあります。

でも、現在のリソースや現在のノウハウ、あるいは現在の技術だけを根拠にして締め切りを決めたとしたら、どうなるでしょうか。きっと、予算やスケジュールにとらわれて十分な成果が得られないでしょう。

あるいは、二年間のプロジェクトでも、目標を設定するときにリソースのことがわかっていれば、六ヶ月で終わらせられたかもしれません。時間の制約があると、もっと早く終わらせられる可能性を否定してしまいます。

できるかぎり時間の制約を自ら課さないようにしましょう。

ルータイス 著「アファメーション」p403より引用

期限設定のデメリットと弊害


ルータイス・メソッドでは期限設定を行いませんが、理由は主に2つあります。

1つは、期限設定をすると、上記の引用のように、期限にとらわれてしまうからです。「この期限内に目標を達成しなければならない」というネガティブなHave-to感情が生じる可能性もあります。

人間はのびのびとした「~したい」という内面から湧き上がるWant-to感情によってのみ、その潜在能力を十分に発揮することができます。「しなければならない」という感情のもとでは、能力や実力を存分に発揮することはできません。

しなければならないと思うと、人は無意識に抵抗感を感じ、逃避行動が表れ、パフォーマンスを低下させます。

この逃避行動のことをコーチング用語で、「クリエイティブ・アボイダンス」といいます。

クリエイティブ・アボイダンスについて詳しくはこちら


もう一つの理由は、期限設定とは、現状肯定の可能性があり、現状のセルフイメージに沿った判断と行動をしてしまいがちだからです。

人間は、いくらでも成長をすることができるし、それによって人生を加速させることもできます。

期限設定は、その人の成長と加速の機会を奪うことになりかねません。期限設定をすると、すなわち期限を持ち続けると、現状のセルフイメージにとらわれた判断と信念を維持し続けることを意味するものだからです。

コーチングにおける成長やゴール達成とは、現状のセルフイメージを乗り越えることそのものですから、期限設定はセルフイメージを固執させる危険性をはらんでいるため、コーチングにおけるゴール設定にはあまり向きません。

パーキンソンの法則


それでも、上記を承知の上であえて期限設定をしたい場合は、以下の「パーキンソンの法則」が大変参考になります。

パーキンソンの法則

どのような仕事や役割や目標でも、そのために予め割り当てている時間や予定があると、そのすべてを必要とするように、マインドは時間と労力をわざわざ引き伸ばし、拡張するという法則

例えば、報告書を提出するようにと、上司から指示を受けたとします。

報告書を提出するためにあなたが”3日間”の期日を見積もれば、あなたは実際にその報告書を仕上げるのに、本当に3日間はかかってしまいます。

ライフィングコミット 杉本

これは、時間の見積もりが正確なのでは決してなく、マインドの働きとして、先に3日間を見積もったからこそ、現実に3日かかるのです。

同じ報告書のために1週間を見積もれば、実際にきちんと1週間はかかってしまうのです。

大学などで、外国語を日常会話レベルにまで習得するのに3〜4年はかかると想定しますが、そのように想定したからこそ、実際にその程度の年数が必要になってしまいます。


ここでも「想いは先、現実は後から」なのです。

人生において、より多くのことを成し遂げようと思えば、対象や目標、ゴール達成により少ない時間を見積り、設定することが秘訣ということになります。

あなたは、あなたの目標やゴールの達成にどのくらいの期間や期日、時間を見積もりますか? 期限設定しますか?

ライフィングコミット 杉本

まずは今、頭の中で想定できる達成期間の「半分」を期限設定し、想定し直してみましょう!!


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