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企業経営・組織運営

【企業・組織向け】コーポレート・コーチングとは?

「コーポレート・コーチング」とは、企業や組織、何らかのチームや集団など、複数の人間の集まりに向けて行うコーチングのことです。

企業や組織全体の能力とパフォーマンスを一気に高めるのが、その役割と目的です。

コーポレートコーチングの対象と役割


コーポレートコーチングとは、「企業や組織、何らかのチームや集団など、複数の人間の集まりに向けて行うコーチング体系」のことです。

こう聞くと、真っ先に思い浮かべるのが営利企業かもしれません。しかし、コーポレートコーチングは何らかの集団や組織、複数の人間が集まるグループ・チーム等であれば、それはすべてコーポレートコーチングの範疇です。

営利企業に限られるものではなく、非営利組織や非政府組織、スポーツチームやビジネスユニット、学校・医療・福祉法人、何らかの共通の目標・目的、理念や信念を共有する集団などが対象です。

世間一般に知られるコーチングとは、個人一人ひとりのマインドの使い方に関するものが大半を占めていますが、コーポレートコーチングの場合はというと、企業・組織や集団・チーム全体のマインドにアプローチするものとなります。

というよりも、本来のコーチングとは、複数の人間が集まる集団に対して行うものなのです。

コーチングの創始者であるルータイスが、まず最初にコーチングを行ったのは、自身が高校教員時代に務める「生徒によるフートボールチーム」のパフォーマンスアップを目指したものです。

他にも、ルータイスはアメリカ政府機関や軍隊に対しても同様のコーチングを施していました。世界最強・最先端の軍部を有するアメリカ、そのアメリカの軍人たちのマインドづくりを支えていたのが、ルータイス・コーチングの「ゴール設定」と「アファメーション」だったのです。

特に、ルータイスがアメリカ海軍特殊部隊「Navy SEALs」にコーチングを行っていたことは、有名な話です。

このようにして、企業や組織全体の能力とパフォーマンスを一気に高めるのが、コーポレートコーチングの役割と目的なのです。

コーポレートコーチングという考え方

① 組織全体をひとつのマインドとして捉える


個人一人ひとりに向けたマインドの上手な使い方にアプローチする「コーチング」と、企業や組織に向けた「コーポレートコーチング」との間に、その本質的な違いはありません。

それはどちらも、人間の脳やマインドの使い方に関するものという点で共通しているからです。企業や組織を構成しているのはまぎれもなく人間であり、プログラムでもなければ、機械でもありません。

組織を構成しているのが人間であるのならば、その組織は、組織を構成する複数の人間の脳の集合体とみなすことができます。

組織全体で見たとき、組織にはまるで「ひとつの大きな脳」があって、その大きな1つの脳によって組織は意識と意志を持ち、「組織全体の理念やゴール」=「組織の構成員による何らかの共通の目的と使命と役割」を果たす存在であると考えることができます。

そして、その大きな1つの脳を構成しているのは、組織を構成する複数の人間の脳の集まりなのです。

このようにして考えると、個人向けのコーチングとコーポレートコーチングとの間に、何ら本質的な違いはないことが分かります。

② 社員のモチベーションだけを上げることは不可能?!

組織のトップのイマジネーションの限界が、組織の限界を決める

経営者や組織のトップ・幹部たちが、「特定の部署やチーム、あるいは従業員たちのモチベーションを高めたいから、そちらにだけコーチングを導入しよう」などと考える人がいるかもしれませんが、これは大いなる誤りです。

というのは、組織全体のやる気やモチベーション、パフォーマンス等を決定しているのは、組織全体のあり方や理念と目標、それらを構成・構築する組織のトップや経営幹部たちのマインドとイマジネーション、組織運営の仕方にかかっているからです。

極端な例ですが、例えば営利企業の場合で言うと、「経営者が企業価値と株価、そして利益を上げたいから、あるいは株主の要望に応えなければならないから、社員に何とか頑張ってもらって、モチベーションを上げて働いてもらいたい」などと言ったところで、その社員たちが熱心に働いてくれるでしょうか?

社員・構成員たち自身もみな、自らの幸福と豊かさ、家族の繁栄などを願うのは当然ですから、それらが満たされるような組織運営や企業理念、ゴール設定等がなければ、彼らだって本気になってやろうとはしてくれません。

あるいは、ある社員が先進的な発想によって新たなる挑戦や提案、斬新な商品やサービスを思いついたとしても、組織のトップや経営幹部がその将来性と有望性に気づかなかったり、理解できなければ、その提案は却下されてしまうことでしょう。

ですから、組織において発揮される成果、能力やパフォーマンスというのは、組織のトップのイマジネーションに左右されてしまうものなのです。

つまり、コーポレートコーチングとは、特定の部署や集団、チームのみに言及・適用して成果を上げるようなものではなく、組織のトップや経営者を含めた、組織全体のあり方・方向性そのものにアプローチするべきものなのです。

③ コーチングとコンサルティングの違い


「コーチング」と「コンサルティング」を混同している人がいますが、コーチングとコンサルティングは全く異なるものです。

そしてまた、両者が対立するものであるかのように考えている人もいるかもしれませんが、両者ともそれぞれが相反するものでもなければ、互いの存在を否定するものでもありません。

コーチングとコンサルティングでは、アプローチする場所と方向性が全然違うのです。

  •  コーチングとは、「マインドの上手な使い方」を指導するものです。組織運営の具体的な方向性ややり方について言及したりしません。それらを組織の構成員自らがクリエイティブに編み出したり思考する、解決するためのマインドを育むのがコーチングの役割と目的です。


  •  コンサルティングとは、経営や組織運営の具体的な手法・方法論・やり方について言及したりアドバイスするものです。コンサルティングに、マインドの上手な使い方や構成員自らのクリエイティビティの発揮の仕方に関する内容は含まれません。

上記の説明のように、コーチングとコンサルティングとは、全く別物であることが分かります。

コーチングの内容と本質とは?


個人向けコーチングの本質と流れが見えると、コーポレートコーチングにおけるその本質と流れ、役割の中身も自然に見えてきます。両者の本質がまったく同じものであることは、先にご説明したとおりです。

そこで、まずは個人向けコーチングの中身について見ていきましょう。

① 個人向けコーチングとは?


コーチングとは、「人生の大いなる目標であるゴールを設定し、そのゴールを達成するためのマインドの上手な使い方」のことです。

ですから、コーチングとは、以下のような2大要素によって構成されます。

コーチングの2大要素
  1.  ゴール設定
  2.  ゴール達成

そして、上記の「ゴール設定」と「ゴール達成」の内容とは、以下のように、たった3つずつの要素によって成り立っています。

ゴール設定の3つの要素
  1.  ゴールは「現状の外側」に設定する
  2.  ゴールは心から成し遂げたいことを設定する
  3.  ゴールは人生の各方面・各分野に設定する

※ 「現状の外側」のゴールとは、現在の延長線上の未来には到底起こり得ない、自分が大きく変わらない限り、絶対に達成できないような遠く高いゴールのことです。達成方法が現時点ではまるで見えないゴールです。

ゴール達成の3つの要素
  1.  ビジュアライゼーション(映像イメージ)
  2.  アファメーション(言語・文章による脳への語りかけ)
  3.  セルフトーク(自己対話)

コーチングでは色々なアプローチや考え方、概念等が語られることがありますが、その本質となる構成はというと、上記のようにきわめてシンプルにできあがっています。

また、ゴール達成について補足しておくと、ゴール達成を構成する「ビジュアライゼーション」「アファメーション」「セルフトーク」の目指すところというのは同じものであって、脳内で「ゴールの世界のリアリティ」を強化するという一言に尽きます。

人間は、脳内に蓄積されたリアリティに従って判断し、また行動するようにできているからです。

脳は、頭の中でリアリティが最も高い世界をセルフイメージの一部として受け入れ認識し、それを基にしてコンフォートゾーンを築く性質があります。

コンフォートゾーンとは、無意識に居心地がよいと感じる空間や領域のことであり、私たちは無意識に「コンフォートゾーンを身の回りに配置する」、もしくは「コンフォートゾーン内に身を置こうとする」働きがあるのです。

ですから、脳内のリアリティとそれに伴うコンフォートゾーンさえ置き換えることができれば、私たちは無理なく自然に、身の回りの環境を望むものにしたり、能力や成果、パフォーマンスを発揮することができるようになります。

【コーチングを実践するための7ステップ】

  1.  STEP1 ゴール設定
  2.  STEP2 スコトーマ
  3.  STEP3 コンフォートゾーン
  4.  STEP4 エフィカシー
  5.  STEP5 セルフトーク
  6.  STEP6 アファメーション
  7.  STEP7 ビジュアライゼーション
  8.  補講 企業・組織向けコーチング

② コーポレートコーチングに置き換えてみると?


コーポレートコーチングを考える場合、上記の個人向けコーチングの構成をそのままコーポレートコーチングに置き換えることができます。

個人向けコーチングもコーポレートコーチングも、両者とも「マインドの上手な使い方」という点で共通しているからです。相違点はといえば、マインドの対象が一個人か複数の人間かの違いによるものだけなのです。

コーポレートコーチング
  1.  組織全体のゴール設定(理念・目標)
  2.  組織全体のゴール達成(ゴールのリアリティ)

組織のゴール設定
  1.  ゴールは「現状の外側」に設定する
  2.  ゴールは本音で望むことを設定する
  3.  ゴールは組織の各方面・各分野に設定する

※ 「現状の外側」のゴールとは、現在の延長線上の未来では到底起こり得ない、組織自身・組織全体が大きく変わらない限り決して達成できないような、遠く高いゴールのことです。ゴールの達成方法が現時点ではまるで見当もつかないような壮大なゴールです。

組織のゴール達成
  1.  ビジュアライゼーション(エンドステート)
  2.  アファメーション または クレド
  3.  セルフトーク

※ エンドステートとは、「組織のサブゴール」のこと
※ クレドとは、組織で規定された「組織や企業の信条、行動指針、規範等を簡潔かつ具体的に表したもの」のこと

個人におけるコーチングの場合、まずは3つのルールにしたがって「ゴール設定」をし、そしてその次に、そのゴールを達成するために、「ビジュアライゼーション」「アファメーション」「セルフトーク」の3つによって「ゴールの世界のリアリティ」を強めます。

コーポレートコーチングの場合も、その本質的な流れは同じです。

3つのルールに沿って「組織のゴール設定」を行い、その次に、組織のゴールを達成するために、「組織のゴールのリアリティ」を強化していきます。

それが、「エンドステート」「アファメーション・クレド」「組織内でのセルフトーク」にあたります。

エフィカシーを高める組織運営とは?


コーポレートコーチングが目指す理想的な組織の運営・あり方というのは、「エフィカシーの高い組織」です。

エフィカシーとは、ゴールを達成することができるという「自負心」や「自己効力感」を意味します。ゴール達成に対する自信や確信のことです。

エフィカシーの高い組織とそうでない組織との典型的な違いをここでは簡単にご説明します。

エフィカシーの高い組織とは、「内面から自発的に生じる理想的なモチベーション」によって創造され、構成員一人ひとりが高い能力とパフォーマンスを自ら発揮することのできる組織環境のことです。

他方、エフィカシーの高まらない組織というのは、組織のトップやリーダーたちが、構成員に対し、威圧的な指示や命令、高圧的な態度を取ったり、強制感や強迫観念を利用して、人や組織を動かそうとするものです。


エフィカシーは、人と組織がより本能的かつ自発的に、そしてより意欲的に判断や行動を起こす上で、マインドの本質に関わる非常に重要な概念です。

ライフィングコミット 杉本

エフィカシーが高いと、人は無理なく自然に成功することができますし、高い成果を生み出すことができるのです。

  1.  ハイエフィカシーな組織 ⇒

     「したい」という肯定的な感情によるモチベーション


  2.  コアーシブ(抑圧的)な組織 ⇒

     「しなければ」という否定的な感情によるモチベーション

2種類のモチベーション
  •  本心で「したい」と思える感情
     (内面から自発的に生じる建設的な動機づけ)

     ⇒ 「Want-to」: 高いパフォーマンスを発揮


  •  仕方なく「しなければならない」と思ってしまう感情
     (外部からの圧力による強制的な動機づけ)

     ⇒ 「Have-to」: 能力やパフォーマンスを発揮できない

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