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コーチング用語集

コンフォートゾーンとは?その働きと作り方を解説

こちらの記事では、コーチングの理解と実践に不可欠な必須キーワード「コンフォートゾーン」の働きやメカニズム、その作り方について解説をします。

コンフォートゾーンとは、その人(の無意識)にとって馴染みのある場所、空間や領域を指し、私たちの人生や生活環境を決定しているのが、このコンフォートゾーンになります。

人間は、欲しいものではなく、マインドや潜在意識にとってふさわしいものが与えられるのです。

ステップ1: コンフォートゾーンとは?


まずは、「コンフォートゾーン」という考え方の話からスタートしましょう。

  1.  コンフォートゾーンとは、私たちが無意識に「居心地がいい」と感じる場所のことです。私たちが潜在意識にもつ「馴染んでいる空間や領域」のことです。

  2.  私たちは潜在意識の働きによって、無意識にコンフォートゾーンの世界に身を置き、安住しようとします。

あなたに質問

あなたは、いつも同じような場所にばかり行ったりしていませんか? いつも同じような人とばかり会ったり、似た人と懇意になってはいないでしょうか?

あなたの成績は、学校のテストの点数でも、営業成績などでもそうですが、いつも同じような結果を出してはいませんか?

あなたの年収や生活環境は、これまで概ね、一定水準を保ってきたのではありませんか?

ライフィングコミット 杉本

これらの無意識の行動や判断、結果こそが、コンフォートゾーンの働きと正体です。

人生がなかなか変わらないと感じたり、悲観する人が大勢います。その答えとは、「人の脳は、その人の潜在意識にとって馴染みのあるゾーンを堅持することが、最大の仕事と役割」だからです。

ここの理解が、コンフォートゾーンのスタートアップとなります。

そして、その脳が堅持しようとする中身、人生のあり方や生活環境を決定しているのが、このコンフォートゾーンなのです。

ステップ2: コンフォートゾーンの持つ強力な働き

ライフィングコミット 杉本

私たちが身の回りの環境に対してコンフォートゾーンを維持しようとするマインドの働き、無意識の判断と行動は、それはそれは半端ではなく強力なものです!!

コンフォートゾーンが持つ、私たちの人生や生活環境をコントロールする生得的能力とその強力な働き、人生を大きく左右し、ときに翻弄さえもするこのコンフォートゾーンのメカニズムについて、詳しく見ていきましょう。


学校のテストで、いつも数学のテストの点数が60点くらいの人がいたとしましょう。

学校のテストは、当たり前ですが、テストを作るのは数学の先生ですから、ある程度の出題範囲は決まっているかもしれませんが、それでもどんな問題が出されるのか、私たち受ける側には分かりません。

自分がたまたまよく覚えていた方程式やその解き方に関する問題が出題されれば、テストの点数は上がるでしょうし、全然理解ができていなかった部分が出題されれば、悲惨な結果に終わることもあります。

いつもはなぜか大体60点くらいを取る人が、運よく90点を取れてしまったとします。そういうことって、まれにありますよね。

そうすると、ものすごくうれしい。親にも褒められるかもしれませんし、学校の先生も「よくやった」と褒めてくれるかもしれません。仲の良い友だちだって、「急にどうしたの? すごいすごい」と言ってくれることでしょう。

ものすごく素晴らしいことですし、大変に喜ばしいことなのですが、ここに大きな落とし穴があるというべきか、マインドの働きにおいて、注意すべきポイントがあるのです。

喜んでいるのは、あなたとあなたの両親や学校の先生です。

しかし、あなたの潜在意識は、まったく喜んではいません。ここがポイントなのです。

なぜかというと、普段から60点を取っている人の潜在意識とは、60点を取ることがコンフォートゾーンであり、「60点が自分らしく居心地がいい」と考えているからです。


ここからが信じられないようなことが起こります。

コンフォートゾーンから外れた事態が生じると、潜在意識は慌てます。この場合、自分らしくない90点を取ってしまったことです。

すると潜在意識は、次回のテストで30点を取るように働き出します。30点を取ることで、全体としての平均が60点になり、コンフォートゾーンが維持されるからです。

潜在意識は、コンフォートゾーンを維持するために、わざと低い点数を取らせたのです。

  1.  潜在意識は、コンフォートゾーンを維持するため”だけ”にエネルギーを生み出し、創造性を発揮する

  2.  潜在意識にとって、善悪の判断はまったく存在しない

  3.  潜在意識の最も大きな働きとは、自分らしさを維持すること。コンフォートゾーンの中身を現実世界に起こすこと


ここでは学校のテストでの点数を例に挙げましたが、この潜在意識とコンフォートゾーンの働きとメカニズムは、私たちの身の回りの環境すべての事象・事柄に対して当てはまります。

仕事やビジネスでの成績と成果、能力(脳力)とパフォーマンス、年収や生活水準、環境と人間関係、健康状態など、身の回りのすべてが対象となります。

私たちは無意識にですが、コンフォートゾーンの世界に安住し、それを絶えず求め、万が一そこから外れるような事態が起これば、それは潜在意識の非常に強力な働きかけによって、自動的に軌道修正が加えられます。

コンフォートゾーンの働きは、きわめて精緻かつ純朴なものです。

人間は欲しいものではなく、自分(の無意識)にとって「ふさわしいもの」を手に入れる。そして、その「ふさわしいもの」とは、マインドの中にあるコンフォートゾーンのことです。

ステップ3: コンフォートゾーンのメカニズム

コンフォートゾーンの持つメカニズムについて、重要な点は2つあります。

  1.  コンフォートゾーンが生み出すエネルギー
  2.  コンフォートゾーンの決まり方

① コンフォートゾーンの生み出すエネルギー

潜在意識は、コンフォートゾーンの中身を維持するため”だけ”に、必要な分のエネルギーのみを生み出す。

このエネルギーのことを「モチベーション」といいます。

私たちの持つ潜在意識は、コンフォートゾーンを維持する分のエネルギーしか生み出しません。

これがモチベーションの正体です。

世間一般の解釈では、モチベーションが先にあって、成果や現実が後に起こると考えられています。

しかし、コーチングではそのような解釈はしません。

コンフォートゾーンが先にあって、その中身を維持するためにモチベーションが起こります。そしてその結果として、成果や現実が表れます。

  1.  モチベーションとは原因ではなく、結果である

  2.  モチベーションとは、起こすものではなく、”起きる”もの

ライフィングコミット 杉本

私たちの人生とは、コンフォートゾーンというレールの上を歩いているにすぎません。

② コンフォートゾーンの決まり方


ところで、このコンフォートゾーンとは、何によって決まっているのでしょうか?

ここで、コーチングにおける非常に重要なマインドのメカニズムをご紹介します。

自分が受け入れた「映像」「言葉」「感情」 ⇒

セルフイメージ ⇒ コンフォートゾーン ⇒

成果・パフォーマンス・現実

自分が過去の人生の中で受け入れてきた強い感情を伴う思考・言葉・映像の3つが「セルフイメージ」という自分が自分に対して抱く自分像・自我像を形成し、そしてそれがコンフォートゾーンの中身と境界を決定し、それに伴って、現実世界が起こり、創造されていきます。

自分が過去に受け入れてきた思考というのは、要は、「自分と身の回りの世界に対する思い込み」のことです。

人は、自分が思い込んだとおりの人生を引き寄せ、創造し、自分が思ったとおりの人間になります。逆に言うと、その「自分に対する思い込み」さえ変えることができれば、人生は容易に変えることができるのです。

ステップ4: コンフォートゾーンの作り方

コンフォートゾーンの中身さえ変えることができれば、人生は変わります。

そしてそのコンフォートゾーンの中身を決定しているのは、自分自身に対する思い込みであり、セルフイメージそのものです。

では、その自分自身に対する思い込みとは、どのようにすれば効果的に、現在の状態から望む現実や理想の自分に置き換えていくことができるのかというと、それはコーチングの場合、以下の3つの方法があります。

コンフォートゾーンの作り方
  1.  ビジュアライゼーション

  2.  アファメーション

  3.  セルフトーク

① ビジュアライゼーション


ビジュアライゼーションとは、日本語で視覚化イメージと訳されますが、「映像を主なものとして、自分が望む世界をリアルに頭の中で想像・イメージすること」です。

五感を総動員して、臨場感豊かに自分が理想とする世界や情景を、強い情動を伴って、目の前の現実世界のごとくありありとリアルにイメージすることです。

人間の脳や潜在意識には、臨場感の高いリアルな思考を自分にとっての真実、あるべき現実として受け入れ、コンフォートゾーンとする性質があります。

ですから、ビジュアライゼーションは、セルフイメージやコンフォートゾーンを現状からゴール側の世界へと置き換えるのに、最適かつ非常に強力な手段となるのです。

ビジュアライゼーションの詳しい解説はこちら

② アファメーション

アファメーションとは、ルールにしたがって書かれた「あるべき理想の自分の姿をリアルに表現する文章」のことです。

アファメーションを声に出して読み上げ、脳内でのゴール側のリアリティを強化し、コンフォートゾーンを現状からゴール側へと移行し、ゴール達成をより加速・確実にするのが目的です。

  1.  私は、流暢な英語で世界中の人たちとの交流を楽しんでいる。豊富な語彙力と美しい発音のおかげで会話も弾み、あらゆる英語や書籍をスムーズに理解し、エキサイティングな日常を過ごしている。

  2.  私は抜群のルックスとスタイルの良さ。人々が思わずハッと目を留めてしまう、そんなオーラと装いと佇まい。卓越したファッションセンスがあり、お洒落でカッコよく美しく、常に人々を魅了し魅(ひ)きつける存在で、誇らしい。

  3.  私は最高のコンディションに恵まれ、ゴルフに集中している。できるだけ全身の力を抜いてリラックスし、完璧なスイングとともに私から放たれたボールは、見事なまでの美しい放物線上の孤道を描いて目標地点に到達していく。余裕と正確性を兼ね備えた私の類稀なショットは、私自身の心に深い喜びと感動、そして癒しさえももたらしてくれる。

アファメーションの11のルール
  1.  個人的なものであること
  2.  肯定的な表現のみを使う
  3.  現在進行形で書く
  4.  達成しているという内容にする
  5.  決して他人との比較をしない
  6.  動きを表す言葉を使う
  7.  感情を表す言葉を使う
  8.  記述の精度を高める
  9.  バランスをとる
  10.  リアルなものにする
  11.  秘密にする

世の中には、セルフイメージを理想の状態にするための技術・方法論が幾多数多に存在しますが、アファメーションほど強力で確実なセルフイメージ変革法は、他にそうそうありません。

アファメーションの詳しい解説はこちら

③ セルフトーク

セルフトークとは、日々、「自分自身に語りかける言葉」のことです。

それは独り言・脳内会話もあれば、他人との会話の中で自分に対して言及している言葉もあります。

何か失敗を犯してしまったとき、「またやってしまった」「自分はなんてバカなんだ」「私はいつも同じ失敗ばかりして」などというものです。

うまくいったとき、「やればできる」「自分は成功する人間だ」「私は運や才能に恵まれている」などがそうです。

セルフトークについて特に注目すべき脳の特性として、潜在意識は声に出した言葉を強く信用するという性質があります。

ですから、例えば友人との会話の中で、「いつもお金に困っている」とか、「自分はいつも仕事がうまくいかないんだ」「なかなかいい恋人に巡り会えない」「いつも病気がちだ」などと口癖のように言っていると、自分の言葉を一番間近で聞いているのは自分自身の脳と潜在意識なのですから、本当にそのようなマインドとコンフォートゾーン、そして人生を築いてしまいます。

言葉がマインドをつくり、言葉が私たちの人生を定義し、言葉どおりの人生を創造するのが脳と潜在意識の働きだということです。

「セルフトークを制する者が、人生を制する」と言って差し支えありません。

セルフトークの詳しい解説はこちら


「ビジュアライゼーション」「アファメーション」「セルフトーク」こそが、コンフォートゾーンを作る秘訣、その極意になります。

これらを真摯に学び、愚直に実践していけば、コンフォートゾーンは確実に現状から望む世界・ゴール側へと移行し、書き換わり、人生を自在にわがものとすることができるようになるでしょう。

【コーチングを実践するための7ステップ】

  1.  STEP1 ゴール設定
  2.  STEP2 スコトーマ
  3.  STEP3 コンフォートゾーン
  4.  STEP4 エフィカシー
  5.  STEP5 セルフトーク
  6.  STEP6 アファメーション
  7.  STEP7 ビジュアライゼーション
  8.  補講 企業・組織向けコーチング

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