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企業・組織のゴール

企業・組織のバランスホイールによるゴール設定

人生や組織において、各分野・各方面にゴールをバランスよく複数設定することを「バランスホイール」といいます。

企業や組織における「バランスホイール」によるゴール設定について考えてみましょう。

バランスホイールとは?

コーチングとは、「ゴールを設定し、そのゴールを実現するためのマインドの上手な使い方」のことです。

そして、人生や組織において、各分野・各方面にゴールをバランスよく複数設定することを「バランス・ホイール」といいます。

ゴールとは、下記の3つのルールに基づいて設定する「組織の大いなる目標」のことです。

組織のゴール設定の3つのルール
  1.  ゴールは「現状の外側」に設定する
  2.  ゴールは本音で望むことを設定する
  3.  ゴールは組織の各方面・各分野に設定する

※ 「現状の外側」のゴールとは、現在の延長線上の未来では到底起こり得ない、組織自身・組織全体が大きく変わらない限り決して達成できないような遠く高いゴールのことです。ゴールの達成方法が現時点ではまるで見当もつかないような壮大なゴールです。

バランスホイールによる検討項目

下記のバランスホイールは、検討項目の例であって、すべてを厳密にひとつずつゴールを設定する必要はありません。組織や会社の理念・あり方、規模・状況等により適宜検討をしながら、下記の視点を参考にして、各方面にバランスよく複数のゴールを設定していってください。

  •  社員の幸福、生活、健康
  •  給与、待遇、社内教育
  •  職場環境、建物、内装、オフィスビル
  •  福利厚生、休暇、社員旅行、周年行事

  •  雇用、人財配置、社員数
  •  店舗展開、支店・営業所数、工場数

  •  組織・企業理念の社員への浸透と対策

  •  協力企業、仕入先、関連企業、子会社
  •  パートナーシップの強化・開拓

  •  顧客、客層、顧客満足度調査
  •  主力商品、新商品、ブランドイメージ
  •  広告、マーケティング、ネット販促

  •  イノベーション、技術革新、特許
  •  研究開発、設備投資

  •  地域活動、社会貢献事業、寄付
  •  社会的弱者・障害者支援
  •  自然環境保全、地球環境に対する配慮

  •  売上・利益・資産、BS/PL
  •  資金調達、銀行、資本金

  •  出資者、株主、社会的評価・信用

  •  新規事業展開、海外進出

【CSR = 組織の社会的責任】

「CSR」とは、Corporate Social Responsibility の略で、「組織が社会的活動を行う上での社会的責任」を表す言葉です。社会的責任とは、社員や顧客、取引先企業、株主や投資家へのサービスから、地域環境・自然環境への配慮、さらに社会貢献を含む幅広い活動に対して、適切な判断、意思決定を行う責任のことです。

企業や組織の特徴、あり方、理念などによって、その担うべき使命や責任、役割はそれぞれ違うため、組織はそれぞれの目的に合わせて、目標・課題を見つけ、CSRのあるべき姿を自らつくり出し、展開していく必要があります。

CSRが重要視される背景には、「社員、顧客、取引先、地域社会、株主、あるいは利害関係の有無に関わらず、誰かに何らかの不利益を与えて不満や不信感をもたれること自体が、企業活動の継続的発展を妨げる経営上のリスクである」という考え方があるからです。

ゴール設定のコツと注意点

① ゴールが先、方法は後から


ゴール設定に関する最大のコツはというと、「ゴールが先、方法は後から」という一言に尽きます。

多くの人は目標を設定しようとするとき、現状を考慮したゴール設定をしがちです。

  •  今の我々の現状や状態を考えると、この程度の目標設定が妥当だろう

  •  そんな大きな目標やゴールなんて、かないっこない

  •  達成可能そうなゴールを設定することが望ましい

  •  やり方や達成方法が分からない目標なんて、妄言だ

  •  もっと現実的に考えるべきだ

上記の言葉は、コーチングにおけるゴール設定において、すべて誤りです。

多くの人は、「かなわないかもしれない」とか、「そんなことは出来っこない」などと自らを勝手に決めつけて、自分たちの潜在能力と可能性に蓋をしてしまいます。

やり方の見えない大きな目標やゴールに対して恐怖心を抱き、高い目標や壮大なゴールを設定しようとはしません。

しかし、過去の偉人や賢人たちの言葉は、それらを明らかに否定したものばかりです。

過去や現状を一切考慮しない、本音と本気で設定した目標のことを「本物のゴール」と言うのです。

成功するために必要なことは、どこから始めるのかではなく、どれだけ高い目標を定めるかである。

何事も、果たされるまでは、不可能に見えるものである。

ネルソン・マンデラ(政治家、弁護士)

私たちにとって最大の危機は、目標が高すぎて失敗することではなく、目標が低すぎて達成してしまうことだ。

ミケランジェロ(画家、建築家、詩人)

新しいプロジェクトをやると決めたら、とにかく信じ込むんだ。我々にはそれを上手くやり遂げるだけの能力があると信じるんだ。

そして、可能な限り最高の仕事をするんだ。

ウォルト・ディズニー(映画監督、実業家)

今の自分には大きすぎると思うようなゴールを設定することからはじめましょう。

そして、それを現状のほうに引き寄せるのではなく、そのゴールに向かって自分を成長させていきます。ゴールに圧倒されないくらい、今よりずっと大きな自分になるのです。

ルー・タイス(コーチングの創始者)

② 利己と利他のバランス


多くの企業・組織は、「顧客第一主義」「利益第一主義」もしくは、「株主第一主義」を掲げます。

すなわち、「ES(従業員満足度)」をおろそかにしてしまいがちなのです。

しかし、顧客やクライアントに商品やサービスを提供する側の人間たちが、満足に幸福感や豊かさを感じることなく、本当に優れた商品やサービスを提供することが、果たしてできるでしょうか?

バランスホイールとは、経営者や幹部、顧客やクライアント、株主や投資家たちを喜ばせるためだけにあるものではありません。企業・組織を構成する側の人間たち全ての幸福と喜びを追求するためにも存在するものです。

「ES(従業員満足度)」について詳しくはこちら

今の経営常識からいうと、株主価値を高めるのが経営の目的だと言われていますが、そうではありません。社員が本当に幸せになってくれること以外には目的はありません。

みんなが本当にがんばって幸せになってくれれば、当然業績も上がるし、その結果は株主価値にも反映していくわけですから。

稲盛和夫(実業家、京セラ創業者)

商いとは、「買い手よし」「売り手よし」「世間よし」の「三方よし」である。

近江商人の家訓

道徳なき経済は犯罪であり、経済なき道徳は寝言である。

二宮尊徳(思想家、経世家)

倫理観が欠如すれば資本主義は暴走する。暴走を止めるのは倫理観だ。

アダム・スミス(経済学者)

③ 期限設定を設けない


コーチングによる目標やゴール設定において、期限設定を設けることはありません。その一番の理由とは、構成員に対しプレッシャーを与えてしまうからです。

「この期限内にやらなければならない」というネガティブなHave-to感情が蔓延し、頭の中で無意識に抵抗感を感じ、能力やパフォーマンスを著しく制限してしまいます。

目標を定めるときには、時間の制約や締め切りを設けることが多いと思います。もちろん、締め切りが必要なケースもあります。

でも、現在のリソースや現在のノウハウ、あるいは現在の技術だけを根拠にして締め切りを決めたとしたら、どうなるでしょうか。きっと、予算やスケジュールにとらわれて十分な成果が得られないでしょう。

あるいは、二年間のプロジェクトでも、目標を設定するときにリソースのことがわかっていれば、六ヶ月で終わらせられたかもしれません。時間の制約があると、もっと早く終わらせられる可能性を否定してしまいます。

できるかぎり時間の制約を自ら課さないようにしましょう。

もちろん、手順や順序を決めなければなりませんが、多くの管理職が締め切りを定めて部下のモチベーションを高めようとしています。

ところが時間の制約を定めると、その仕事が「しなければ、さもないと」になってしまい、部下は抵抗感を持ってしまいます。すると、仕事を先送りし、いい加減に処理し、言い訳をします。

上司は規律をさらに厳しくして、指揮統制を図ろうとします。ところが、これでは反発を招くだけです。

時間の制約をなくし、職務遂行のプロセスに注目できるようになると、作業にかかる時間は劇的に短縮されるでしょう。

ルータイス 著「アファメーション」p403〜404より引用

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