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網膜色素変性症の本当の治し方・正しい治療法

この記事では、「網膜色素変性症」の本当の治し方・正しい治療法と知識について解説をします。この記事によって、1人でも多くの網膜色素変性症の方が、治癒と改善に向かわれることを心から願っています。

この記事は、当サイトのテーマである「コーチング」とは一切関係ありません。

網膜色素変性症とは?

網膜色素変性症とは、カメラに例えるとCCDセンサーにあたる、網膜にある視細胞が障害され、視力が落ちたり視野が狭まる病気です。

視細胞とは、目に入った光情報を電気信号に変える働きを持つ細胞のことで、2種類の視細胞「錐体細胞」と「桿体細胞」があります。

錐体(すいたい)細胞は網膜の中心部にあり、色覚・色の違いを認識します。桿体(かんたい)細胞は網膜の周辺部にあり、明暗・明るさの違いを認識します。

一般的に、網膜色素変性症は網膜の周辺部にある桿体細胞から障害されることが多く、それによって夜盲症(鳥目)がまず自覚症状として表れます。そして病状が進行すると、徐々に視野が狭まったり、視力低下を認識するようになります。

視野が狭まる緑内障との違いは、緑内障は電気信号の伝達経路・目から脳につながっている視神経の障害であるのに対し、網膜色素変性症は光を電気に変える視細胞の障害であることです。

※ 緑内障は、世間一般の解釈では、眼圧が上昇して視神経が障害される病気と認識されていますが、眼圧上昇による視神経障害は緑内障全体の3割程度であり、それ以外の緑内障は正常眼圧緑内障といって、緑内障とは「血流低下をはじめ、様々な原因で起こる視神経障害を含む病気の集まり」と考えられるそうです。

網膜色素変性症の発症率は4,000〜8,000人に1人とされ、遺伝性が原因とされますが、遺伝的要因が確認できるのは全体の約50%程度と言われています。

網膜色素変性症は誤訳?!

「網膜色素変性症という病名は誤訳である」、そう憤りながら教えてくれたのは、東京六本木と横浜に開院している深作眼科の深作秀春院長でした。

では、正しい名称はというと、英語名「Retinitis pigmentosa」の直訳である「色素性網膜炎」であるべきだと深作先生は言うのです。

× 網膜色素変性症(誤訳)  〇 色素性網膜炎(正訳)

英語名 Retinitis pigmentosa ⇒ 色素性網膜炎

  1.  Retinitis = 網膜炎
  2.  pigmentosa = 色素性

日本の医学・眼科の教科書には、「網膜色素変性症は治療法がない」と一言で終えられています。これが、網膜色素変性症と診断された患者が、日本全国のほとんどの眼科で何の有効な対処・治療法も施されない一番の理由です。

せいぜいあるのは、有効性が確認されていないアダプチノール(ビタミンA)の処方か、紫外線カット眼鏡の使用を勧められるくらいでしょう。両者とも、この網膜色素変性症(色素性網膜炎)の治療には全くと言っていいほど足りていないのです。

ですから、この病名を告げられた患者は、当然、迷走するに決まっています。

しかし、では、海外ではどうかというと、例えばアメリカの教科書の場合、色素性網膜炎に関する記述は、40ページ以上もあるそうです。ここの時点でまず、日本の眼科医療とは、天地の差が生じています。

前述の深作先生は断言していらっしゃいました。「日本の眼科医療は世界から完全に取り残されている、20年以上は遅れている」と。

日本の眼科医療の場合、網膜色素変性症という病名、「変性症」という表現が用いられていますから、「細胞の変性なら治せない」という思い込みが医師たちも含め、日本では強く信仰されている現実があります。

しかし、正しい訳と名称である「色素性網膜炎」であれば、「炎症であるのなら治療法はあり得る」という光明が見えてくるようになります。

私は、上記のこれらのことを深作先生から教わり、絶望の淵から救っていただきました。この記事を読まれる皆さんにも、ぜひ、この記事によって網膜色素変性症の治療と改善への道に力強く進まれることを、私は切に心から願っています。


「網膜色素変性症」は、視細胞である錐体細胞や桿体細胞の異常です。視野狭窄が顕著に出てきます。

ところで、日本の眼科教科書には、「網膜色素変性症は治療法がない」とありますが、これは全く間違っています。世界共通語である英語で書かれた定評のある本では、多くの治療法がすでに紹介されています。

私自身は網膜色素変性症の患者を数千人治療してきました。早期発見できれば、生涯にわたって視力を保てる可能性が大きいので、あきらめることなく、早期発見、早期治療に努めてください。

そもそも治療法がないなどと1行書いて放置するなどは、無責任な話です。患者の立場でいえば、治療法がないと言われたために、何の予防も治療もしないで無為に過ごしてしまうのです。

そして、目の症状がどんどん進行して、もはや治療不可能に近くなってから、じつは治療ができるとの評判を聞いて、深作眼科に来院する患者が多いのです。治療法があると知っていれば、いたずらに放置して悪化させることもないのですが・・・・・。

この病気へも、早期発見、早期治療が最大原則です。

そもそもこの病気の本当の病名は「Retinitis Pigmentosa」といいます。日本語訳でいえば、「色素性網膜炎」とでも訳すべきだったのです。網膜炎の全ての所見が起こります。つまり網膜炎の治療だけを考えても治療可能と言えます。

深作秀春 著「緑内障の真実」p288より引用

たとえば、日本の薄い眼科の教科書では「網膜色素変性症」の項目を見ると「治療法はない」としか書いてありません。ですから、日本の患者さんが「網膜色素変性症」(国の難病指定になっています)と診断されると、医師からは、「残念ですが、いずれ失明するでしょう」と告げられるだけです。

一方で、英語のほうの、3000ページにものぼる三分冊の細かい字で書かれている教科書を見ると、どうでしょう。網膜色素変性症の本当の呼び名である「Retinitis Pigmentosa(RP)」の項目のところには、細かい字で40ページにわたって、最新の人工網膜や遺伝子治療などについて書かれています。

この病気は、同時に白内障、緑内障、網膜炎なども起こしますが、そうなった場合の特殊な手術についても丁寧に記載されています。

そもそも、この「RP」を「網膜色素変性症」と訳すこと自体が間違っています。「Retinitis」とは「網膜炎」なのです。つまり、正しい訳語は「色素性網膜炎」なのです。

網膜炎ならば消炎剤も効くことがわかりますし、また、炎症による水晶体の代謝変化で、白内障が起こり、水晶体を支える細い紐のチン小帯が弱くなり、水晶体が前にずれてきて、そのために眼の中の水の流れが悪くなり緑内障を起こすことも理解できます。

網膜上には炎症による増殖膜が張られ、視力を落とします。ものを見るためには、網膜にある視細胞が光でタンパク質を分解して電気を起こし、その電気信号が脳に送られて解釈されることで「ものが見える」となるのですが、この網膜にある視細胞が壊れて色素細胞へと変化するために、見える範囲も狭くなってくるのです。

ですから、「網膜色素変性症は治療法がない」、などという馬鹿げた一文しか載せていない日本語の教科書は、なんとお粗末なものかということがわかるでしょう。

もし、「色素性網膜炎」という正しい翻訳にすれば、「網膜の炎症」として、より正確なニュアンスが伝わりますので、医師も少しは「治療しよう」という気にもなります。

しかし、昔の医師の誤訳に誰も気づかず、後世の医師にも訂正する知識も意欲もないままなので、患者は泣く泣く失明を受け入れざるを得ないのです。

患者の希望を打ち砕くようならば、それは医療ではないのです。今は不可能に見えても、将来は可能になるという希望を、医師は患者と共に語るべきです。

現に、網膜色素変性症や加齢黄斑変性で失明した患者の視力を取り戻す方法が、つい最近の2016年10月の米国シカゴでのAAO(世界最大の5万人が集まるアメリカ国際眼科学会)にて発表されていました。眼の中に埋め込んだ人工網膜とセンサーの組み合わせで、失明者が視力を取り戻す方法で、FDA(アメリカ食品医薬品局)で公式に治療法として認可されました。その第1号を体験してきました。

もちろん、まだ不完全ではありますが、古い誤訳だらけの教科書のままに「治りません」と伝えるのではなく、「網膜色素変性症には、治療法がある」ということを、その希望を、患者に伝えていくことこそが医師の使命なのです。

深作秀春 著「視力を失わない生き方」p81より引用

遮光眼鏡

左: 東海光学株式会社製 遮光眼鏡
右: HOYA製 遮光眼鏡

※ 遮光眼鏡とは、網膜色素変性症の方向けに開発された、紫外線と可視光線の500nm以下の短波長光(380~500nm)を制御する目的のレンズです。

① 短い波長と強い光


網膜色素変性症の治療の第一歩が何か、それすら日本の眼科医療ではほとんどの場合、正しく教えてもらえません。というより、眼科医の方たちも悪意があるのではく、本当に対処方法を知らないのです。

それくらい、日本の眼科医療は遅れているし、何より医師たちの教科書にさえ「網膜色素変性症は治療法がない」と書かれているのですから、眼科医の方たちですら被害者と言うべきなのかもしれません。

網膜色素変性症の治療の第一歩は、外出時の「遮光眼鏡」です。

網膜色素変性症とは、遺伝的、もしくは体質的に、「視細胞(網膜)が高エネルギー電磁波・短波長の光に障害されやすい」という性質があります。「短い波長」と「強い光量刺激」の2点に弱点の本質があります。

  1.  短い波長の光・電磁波とは、目には見えない紫外線(波長400nm以下)や、青い色の光(波長400~450nm)のことです。

  2.  遮光眼鏡とは、網膜色素変性症の方向けに開発された、紫外線と可視光線の500nm以下の短波長光(380~500nm)を制御する目的のレンズです。

ですから、紫外線や短波長の光を多量に含む刺激性の強い外出時・直射日光下や、パソコン・スマフォ・LEDなどから発せられるブルーライトには、遮光眼鏡などを使って、特に注意をする必要があるのです。

遮光眼鏡は、実際に使ってみるとよくわかるのですが、非常に目が楽になる体感があります。それだけ、日常の光というのは刺激性が強いということなのでしょう。

この感覚と体感は、一般の方でもまったく同じです。ですから、私の家族の場合、妻は元々非常に目がいい視力の持ち主なのですが、外に出歩くときやパソコン作業をするとき、度の入っていない素の遮光眼鏡を愛用しています。「サングラスより全然、目が楽でいい」と言っています。


とくに眼は、紫外線と、短い波長の青系統の光に弱いものです。

ですから、これらの傷害的な光を防ぐためのメガネがあります。紫外線は100%カットしますし、可視光線でも、短波長の青系統の光をカットしてくれます。

私自身も、この種のメガネを使っています。とくに、車の運転や、ゴルフなどの外での活動の際には必須のメガネです。通常の黒っぽいサングラスではありません。レンズの色は、薄いオレンジの色です。

これをつけると、眼が救われる感じがするほど楽になります。見えやすくなるだけでなく、網膜の光線による障害が防御されます。

深作秀春 著「視力を失わない生き方」p284より引用

② パソコン・スマフォとの上手なつきあい方

光や電磁波のエネルギー強度というのは、「距離の2乗に反比例」します。光源が2倍離れると強度は1/4になり、光源が4倍離れると強度は1/16に弱まるということです。

簡単に言うと、パソコンやスマフォの場合、液晶画面が目から距離が離れていればいるほど、電磁波の強度が抑えられるということです。

最近の研究では、ブルーライトは目の細胞や網膜にダメージを与えるだけでなく、脳細胞にさえ損傷を与えて老化を早める可能性が指摘されています。

ですから、目や網膜に優しいパソコン・スマフォとの上手なつき合い方とは、できるだけ液晶画面を目から離すこと。また、ブルーライトカット眼鏡やシート・遮光眼鏡などを使って有害な波長成分の光を遮断したり、液晶画面の照度を落とすという工夫が非常に効果的です。

もちろん、ブルーライトを発する機器を、できるだけ日常生活から接する時間を減らすことができれば、それに越したことはありませんが。

  1.  外出時は網膜色素変性症用に研究開発された「遮光眼鏡」を使う
    (紫外線・短波長光を防ぐ)

  2.  パソコン・スマフォ利用時は「遮光眼鏡」または「ブルーライトカットシート・眼鏡」などを使う

  3.  パソコン・スマフォの液晶画面は、できるだけ目から距離をとる・照度を明るくしすぎない

元グーグルのプロダクトマネジャーでデザイン倫理学者のトリスタン・ハリス氏は、スマフォ中毒を克服するために、スマフォの画面をモノクロにすることをすすめています。

画面をモノクロにすることで、多くの誘惑や脳への快楽刺激から解放されるからです。

スマフォは、テレビやパソコンに比べて目に対する距離が非常に近く、また画面を凝視するため、目や網膜、特に色を認識する錐体細胞を酷使します。

そもそも人間とは、液晶画面という発光体を長時間凝視するような、自然界にはない不自然な行為に対して、耐性を持ち合わせてはいません。

人の遺伝情報や体の構造は、10万年以上前とほとんど変わっていないと考えられていますが、テレビのブラウン管や現代の液晶画面は、ここ数十年の間に急速に普及したものだからです。

最近はご存じの方も増えていると思いますが、現在、多くの人々が晒されているLEDライトや、パソコンやスマホの画面から出るLED由来の短波長の高エネルギーであるブルーライトは、網膜を障害することが報告されています。

ブルーライトは可視光の中で最も短波長・高エネルギーであるため、眼の表面だけでなく、眼の奥にまでダメージが及びます。テレビ、パソコン、スマートフォンなどに使用されるLED液晶から大量に放出されているものです。

黄斑部の黄斑色素の主な目的は、傷害をもたらすブルーライトの遮光による光保護機能です。植物やサプリメントで摂取されたルテイン、ゼアキサンチンは、小腸から吸収され血液を通って黄斑部に集まってきます。このカロテノイドが黄色い色素の役割を果たし、反対色であるブルーの短波長を吸収遮断する役目を果たします。

ですから、ブルーライトの遮光により、黄斑部の視細胞である錐体細胞などを守る可能性があります。

さらに脂質が、網膜にある錐体細胞や桿体細胞を守っていることは分かっています。とくに大切なのが、抗酸化作用もあるDHAやEPAといった魚に含まれる脂質で、一般的にはオメガ3とも呼ばれている油です。

深作秀春 著「視力を失わない生き方」p139より引用

関連記事:

漢方薬による治療

「網膜色素変性症の治療を”桂枝茯苓丸”(漢方薬)で治していた人物が昔、千葉大にいた」という話をある眼科医から聞いたことがあります。そしてまた、同様の資料を前述の深作眼科でもいただきました。

「眼科と漢方」

どの科の病気についても言えることであるが、その科の病気のうちで、この病気は現代医学で治療するよりは、漢方でやった方が良い、という種類の病気がいくつかはあるものである。婦人科、内科、外科などの疾患では、そのような種類のものがいくらかは多いように思うのであるが、眼科の病気では、そのようなものが比較的少ないように私は思う。

それらの中で、著しくか、または比較的に漢方治療の方が効果がある疾病とそれに主として用いられる漢方処方を併せ記してみると表1のようになる。


1)は大紫胡湯、小柴胡湯、紫胡加竜骨牡蛎湯、柴胡桂枝湯、柴胡桂枝乾姜湯、四逆散の6つの柴胡を含む処方(柴胡剤という)のうちどれかと、桂枝茯苓丸、当帰芍薬散のどちらかを、それぞれ漢方的診断(これを「証」という)によって使い分けて併せ用いれば、間もなく進行は停止し、6年間続服すれば、あとやめても進行の停止は続くようである。

2)は八味丸の服用で、ほぼ間違いなく進行が停止するか、視力の改善を来たすかが期待できる。

藤平健(藤平漢方研究所・所長)

現代東洋医学 Vol.14 No.3 (1993-7)

私は日本東洋医学会の専門医でもあります。もちろん、ツボや鍼灸の知識もあり、学問的に身に付けています。網膜色素変性症やブドウ膜炎治療後のステロイド離脱などにも漢方薬を使っています。

(中略)

漢方もかなり使います。とくに網膜色素変性症では、柴胡剤と駆瘀血剤の合方が効きます。

深作秀春 著「視力を失わない生き方」p286より引用

サプリメントによる治療

① 血流改善の重要性


網膜色素変性症の視力と視野を改善するために、目そのもの、眼底や網膜の血流を改善することは不可欠です。上記の網膜色素変性症の治療に効果のある漢方薬「駆瘀血剤」というのは、「瘀血」(おけつ)すなわち血流の滞りや詰まりを改善する生薬です。

実際、網膜色素変性症患者の網膜を拡大写真で確認するとよく分かるのですが、網膜上の血管がとても細くなっていたり、視野が欠けている網膜部分の血管は詰まってしまっています。ですから、瘀血を解消する駆瘀血剤は効果があるのです。

眼底や網膜の血流を改善する方法は、民間療法も含めると、じつは色々と有効な手段・治療法が数多くあるようです。たとえば、鍼灸もそのひとつで、「網膜色素変性症 鍼灸」などとネット検索すると、改善実績のある症例がいくつか出てきます。

私自身も、ずいぶんと色々な医師たちや治療家のもとへと足を運びました。効果の全く感じられない(むしろ悪化を招く)自称治療家もいましたが、本当に親身で誠実で効果もきちんとありそうな素晴らしい治療家もいたように思います。

自称治療家の中には、血流と運動習慣を改善するために、「毎日500~1,000回のジャンプ」(エアー縄跳び)を勧める人がいました。

この方法について何人かの医師や専門家とディスカッションしましたが、このやり方は非常に危険であり、明らかな誤りです。人によっては体力の消耗が激しいうえに、何より、ジャンプの振動によって網膜や硝子体を痛めたり、網膜剥離を引き起こす可能性もあるそうです。

とある中医師(中医学の医師)は、こう憤っていました。

「ジャンプなんかで難病や視力が改善できるなら、医師なんか要らないし、私たち医師たちが人生をかけて一生懸命に医学を勉強する必要もないよね。病院で患者一人ひとりに100円足らずの縄跳び用の縄を買って、みんなに配ればいいんだもん」

こういった専門知識に欠けた自称治療家には、皆さんも十分に注意をしてください。

② ナイアシン(ビタミンB3)


血流を改善する最も効果的なサプリメントの筆頭は、ナイアシン(ビタミンB3)だそうです。ナイアシンは目や網膜や視神経に限らず、全身の血流を非常に良くし、健康増進やその他の病気の予防にも大きく役立つ可能性を秘めています。

そのための効果的な摂取量とは、1日1000~2000mgです。ですから、下記に紹介する安価と高品質で定評のあるNOW社の「フラッシュフリー・ナイアシン500mg」を使えば、「1カプセル500mg × 1日3回 = 1500mg」が標準摂取量となります。

ナイアシンの摂取について、1つ大きな注意点があります。それはナイアシンによる血流増進効果は非常に高いため、素のナイアシンをそのまま摂ると、全身の血流が一気に高まり、火照りや時として蕁麻疹(じんましん)が一時的に30分程度表れることがあるそうです。この副反応のことを”フラッシュ”(Flush)と呼びます。

こういった副反応は効いている証拠と言えるのですが、仕事などに支障をきたすため、ナイアシンをより安全で快適に摂取するためには、「フラッシュ・フリー・ナイアシン」といって、血流増進効果がゆっくりと起こるように加工されたナイアシンが望ましい選択になります。

漢方薬やサプリメントの摂取は、より効果的な吸収のために、食中・食後を避け、起床時や就寝時、食前や食間にしてください。

漢方薬とサプリメントは、同時に摂取して構いません。

サプリメントの効果や内服について詳しくは
深作秀春 著「緑内障の真実」p176を必ず参照してください。


サプリメント治療は、決して怪しげな民間療法ではありません。私はアメリカの学会で、サプリメントのメディカルアドバイザリーボードという指導的立場で、サプリメントを研究したことがあります。

今後ますます眼科治療でのサプリメントの重要性が分かってくると思っています。

「緑内障の真実」p184より引用

③ アルギニン・シトルリン


ナイアシンとともに、深作眼科さんで想像以上に良好な結果が表れているというサプリメントが「L-アルギニン」「L-シトルリン」だそうです。

アルギニンとシトルリン(アミノ酸の一種)は、血管表面(血管内皮細胞)において一酸化窒素に変換されて、それが血管を柔らかくし、血流を増やす作用に大変優れています。

この一酸化窒素による血管拡張と血流増進の研究、さらに動脈硬化と心臓疾患などの治療において、薬理学者のルイス・J・イグナロ氏は、1998年にノーベル生理学・医学賞を受賞しています。

このアルギニンは、毎日3000mg以上の摂取が必要で、それより少ないと効果が表れないことが分かっているそうです。ですから、下記の「NOW社のアルギニン1000mg」でいえば、「1錠1000mg × 夜4錠 = 4000mg」が標準摂取量となります。

アルギニンの摂取が夜なのは、血管内の一酸化窒素の量というのは、夜から早朝にかけて最も少なくなってしまう性質があるからです。心筋梗塞や脳梗塞などの血流障害で発作が明け方に多いのはこのためです。

シトルリンは、アルギニンの産生に関わる代謝回路(尿素回路)の一過程に存在するアミノ酸で、ですから、シトルリンは代謝によってアルギニンに変化し、一酸化窒素による血管拡張と血流増進を強化します。

同じく「NOW社のシトルリン750mg」を使用すれば、「1カプセル750mg × 夜1錠」が摂取量になります。

④ 各種ビタミン補給


上記のナイアシンやアルギニンの効果の安定化を図る、ビタミンの抗酸化作用、さまざまな代謝回路と血流の活性化のために、ビタミンA・B・C・D・E・葉酸を併せて服用していきます。

  1.  ビタミンA: 1日 10000IU
     (NOW社 ビタミンA、1錠10000IU × 1日1錠)

  2.  ビタミンB: NOW社 B-50を1日1カプセル

  3.  ビタミンC: 1日 2000mg
     (NOW社 C-1000、1錠1000mg × 1日2錠)

  4.  ビタミンD: 1日 2000IU
     (NOW社 ビタミンD-3、1錠2000IU × 1日1錠)

  5.  ビタミンE: 1日 400IU
     (NOW社 E-400、1錠400IU × 1日1錠)

  6.  葉酸(ビタミンB9): 1日 800mcg(0.8mg)
     (NOW社 Folic Acid、1錠800mcg × 1日1錠)

⑤ サプリメントのまとめ(購入と摂取量一覧)

① ナイアシン(ビタミンB3)
  1日 1500mg(1カプセル500mg × 1日3回)
  NOW社製 フラッシュフリーナイアシン 500mg(180カプセル入り)


② L-アルギニン
  1日 4000mg(1錠1000mg × 夜4錠)
  NOW社製 アルギニン 1000mg(120錠入り)


③ L-シトルリン
  1日 750mg(1カプセル750mg × 夜1カプセル)
  NOW社製 シトルリン 750mg(180カプセル入り)


④ ビタミンA
  1日 10000IU(1錠10000IU × 1日1錠)
  NOW社製 ビタミンA 10000IU(100錠入り)


⑤ ビタミンB群
  1日1カプセル
  NOW社製 B-50(100カプセル入り)


⑥ ビタミンC
  1日 2000mg(1錠1000mg × 1日2錠)
  NOW社製 C-1000(250錠入り)


⑦ ビタミンD
  1日 2000IU(1錠2000IU × 1日1錠)
  NOW社製 ビタミンD-3 2000IU(240錠入り)


⑧ ビタミンE
  1日 400IU(1錠400IU × 1日1錠)
  NOW社製 E-400(100錠入り)


⑨ 葉酸(ビタミンB9)
  1日 800mcg(1錠800mcg × 1日1錠)
  NOW社製 Folic Acid(250錠入り)

カフェインの知られざる悪影響とは?

私が個人的にというか経験的に大変懸念していることなのですが、コーヒーなどに含まれる「カフェイン」は、網膜色素変性症や緑内障などの眼科疾患、さらにはすべての病気の回復と治療に関して、かなりのリスクを伴う可能性があると感じています。

カフェインのリスクと問題点
  1.  カフェインは眠気や疲労感を麻痺させ、身体に負担を強いる
  2.  カフェインは睡眠の質や成長ホルモンの分泌量を下げ、病気の罹患率を高める
  3.  カフェインは血管を収縮させ、血流や代謝・免疫力を低下させる
  4.  カフェインは交感神経を優位にし、食物の栄養吸収を妨げる(薬やサプリの効きを悪くする)
  5.  カフェインはすべてのメンタル疾患を悪化させ、ストレスを増やす
  6.  カフェインには強い中毒性と依存性がある
100ml あたりのカフェイン含有量
  1.  玉露: 160mg
  2.  コーヒー: 60~90mg
  3.  紅茶: 30mg
  4.  煎茶: 20mg
  5.  ウーロン茶: 20mg
  6.  ほうじ茶: 20mg
  7.  コーラ: 10mg

※ その他、カフェインはチョコレート、市販薬やエナジードリンクなどにも含まれています。


よく眼科医の方の見解や緑内障に関する研究を見ていると、カフェインは緑内障に関して無関係であるなどの記述を目にしますが、私は、カフェインは網膜色素変性症や緑内障に対して、きわめて有害であると思わざるを得ません。

目や網膜の毛細血管は、全身の血管の中でも、最も細いことが知られています。

網膜色素変性症・緑内障ともに、血流を前述の漢方薬・サプリや鍼灸などで改善すると、視力や視野がかなりの確率で回復することが、私自身、様々な経験や研究を通して分かりました。

ですから、カフェインは血管を収縮させ、血流を低下させますから、カフェインと眼科疾患が無関係というのは、常識的に考えても、科学的に考えても、あり得ないことだと思わざるを得ないのです。

もちろん、これは、私の一個人的な意見で、網膜色素変性症とカフェインの関係などを示す科学的データに基づいて言っているわけではありませんから、眼科疾患の方にカフェイン断ちを強くすすめるわけにはいきません。

しかし、少なくとも、私が自身の身体やその動向を注意深く観察して感じている事実として、カフェインはやはり眼科疾患のみならず、すべての病気に対して有害であろうという思いでいます。


メンタル疾患を悪化させる別のボスキャラにカフェインとアルコールがあります。あまりにも生活に溶け込んでいるため、「大したことない」と多くの人が思っていることでしょう。

とくにカフェインについては最近では子どもにとっても日常的なものになってきています。コーヒーだけではなく、紅茶、緑茶、ウーロン茶、ジャスミン茶、コーラ、ドリンク剤にもカフェインは含まれています。

(中略)

カフェインは栄養の吸収率にも影響します。カフェインによって生じる交感神経の興奮は「戦う」状態です。一方、食べるということは外部のものを内部に取り込む行為です。カフェインを摂りながら食事をすると、戦闘モードでゲストを自分の家に招こうとするようなものです。くつろいでもらえません。つまり、交感神経興奮状態では、消化吸収機能がうまく働かないのです。

栄養の消化・吸収をしっかりおこなうためにも、カフェインはやめるべきでしょう。緊張や不安、イライラ、不眠などの症状も悪化させます。

カフェインやアルコールは薬やサプリメントの効きを悪くします。メンタル疾患の治療中に改善していた患者さんの症状が不安定になってきたときは、精神的なストレスだけでなく、カフェインやアルコールを再開していないかを必ず確かめるようにしています。かなりの確率で「じつは最近少し飲んでいました」という話が出てきます。

(中略)

アルコールは少量でも睡眠の質を確実に悪化させるということです。そしてビタミンB群、ナイアシン、亜鉛という重要な栄養素がアルコールの分解に大量に使われてしまいます。集中力、意欲、性欲、生殖能力も落ちます。活性酸素の発生により、酸化ストレスもかかります。抗酸化のためにビタミンC、Eなども消耗します。

アルコールもカフェインも短期的にも長期的にも私たちのからだに悪影響を与えます。これらを習慣化しないことは、健康にとても有意義なことであることを理解してください。

飯塚浩 著「メンタルを強くする食習慣」p74~79より引用

カフェインの問題点について詳しくはこちら

過剰な糖質が血管と血流に甚大なダメージを与える?!

前項のカフェインの項目では、「目の血管は、全身の中で最も細い毛細血管が流れるため、カフェインによる血管収縮は大きなリスクを伴う」可能性について指摘しました。

そして、じつは、カフェインに加えてもうひとつ、血流や血管に甚大なるダメージを与えるものがあります。それは、「糖質・炭水化物の摂り過ぎ」によるものです。

糖質や炭水化物、すなわち、「米」「パンや麵類等の小麦食品」「砂糖・人工甘味料」による糖質の過剰摂取は、”血糖値スパイク”といって、急激な血糖値の乱高下を引き起こすことが、科学的に示されています。

そして、血糖値が乱高下すると、血管内皮細胞に大量の活性酸素が発生し、血管が大きく傷ついてしまいます。すると、血管壁の修復のために免疫細胞が集まり、壁が厚くなります。これが繰り返されることによって、血管壁が硬くなり(動脈硬化)、血管の柔軟性が失われ、全身の血流低下が深刻化してしまうのです。

また、血糖値スパイクが引き起こす”糖化”も大きな問題になります。糖化とは、摂取された過剰の糖質が、体内のタンパク質にペタペタと張り付いてしまう現象をいいます。これによって、タンパク質の立体構造が失われ、全身の本来あるべき正常な代謝と自己修復機能が阻害されてしまうのです。


このようにして、糖質・炭水化物の過剰摂取による血糖値スパイクは、動脈硬化や脳梗塞・心筋梗塞のみならず、網膜色素変性症や緑内障などの血流低下が密接に関わる眼科疾患に対しても、甚大なるダメージをもたらします。

糖質・炭水化物、「米」「パンや麺類などの小麦食品」「砂糖・人工甘味料」は、できるだけ控えるべきと言えます。それはすなわち、「肉や魚、野菜や海藻類を中心とした食生活が理想」ということになります。

【人体の構成成分比率】

  1.  水分: 55~65%
  2.  タンパク質: 16~18%
  3.  脂肪: 15~20%
  4.  ミネラル: 5.8~6.0%
  5.  糖質: 0.5%

炭水化物が最も胃腸を汚し身体を壊す?!

糖質・炭水化物が引き起こす血糖値スパイクによって、血管や血流に甚大なるダメージが生じる危険性について解説しましたが、炭水化物の問題点を別の側面からも見ておきたいと思います。

  1.  炭水化物は最も胃腸での滞留時間が長く、消化に悪い
  2.  炭水化物は最も消化不良を起こし、胃腸を汚す
  3.  炭水化物は最も胃腸を荒らし、栄養吸収を妨げる
  4.  炭水化物は最も身体を疲弊させ、活性酸素を誘発する
  5.  炭水化物は最も体力を消耗し、自然治癒力や免疫力を低下させる
  6.  米・小麦を控えることが、真の健康への第一歩

※ あまり知られてはいませんが、じつは、世間的に消化がよいとされる白米やお粥・うどんなどの炭水化物、パンや麺類等の小麦食品全般は、肉や魚などのたんぱく質や脂質よりも消化がずっと難しく、胃での滞留時間がとても長い食材なのです。

【消化における胃での滞在時間】

  1.  タンパク質: 30分~1時間
  2.  脂質: 30分~1時間
  3.  炭水化物: 4~8時間


米や小麦食品による炭水化物は、じつは、従来から言われている常識とはまったく異なり、タンパク質や脂質よりもずっと消化に悪く、胃腸を汚し、身体を疲弊させてしまいます。

消化に悪いということは、身体にとってまさに致命的です。胃腸は消化不良や未消化物によって荒れ果て、その修復のために膨大なエネルギーと体力を消耗します。人体や老化に最も有害とされる活性酸素も大量に発生してしまうのです。

この状態では、当然のことながら、必須栄養素であるタンパク質や脂質、ビタミン・ミネラルの適切な消化吸収もできなくなり、食物の十分な栄養吸収は妨げられます。

ライフィングコミット 杉本

ちなみに、白内障の原因の最たるものとは、活性酸素による「細胞の酸化」(細胞のサビ)と、前述の過剰な糖質による「タンパク質の糖化」(細胞の焦げ)が原因です。

こういったメカニズムによって、炭水化物は最も体力を消耗し、自然治癒力や免疫力を低下させるものとなります。

初めて聞く方は、非常に驚くかもしれませんが、米・小麦、炭水化物を控えることが、真の健康への第一歩と言えるのです。


胃腸の専門家からいわせてもらえば、食パン1枚やご飯1杯、うどん1杯、パスタ1皿という標準的に食べている量でも、胃にとっては過食なのです。なぜなら、人間の消化管は炭水化物を大量に処理できる仕様には、なっていないからです。

炭水化物の過剰摂取は、その満足感と引き換えにあなたの健康を奪い、寿命を短くしているのです。「食の奴隷」になりたくなければ、毎日、炭水化物を食べている人は、すぐにやめるべきです。

(中略)

脳や筋肉は糖質を優先的に摂取していますが、それは人体にとって糖質自体が放置したら体の中で炎症を生む危険な栄養素なので、解毒のためにやむを得ず優先的に使っているだけです。

糖質は人間にとって最小限は必要な栄養素ですが、食事で過剰に摂取すれば毒にもなります。糖質は酸素と同様、生きるには最小限必要ですが、摂りすぎれば自分自身を傷つける物質に変化するからです。

つまり、糖質は栄養素でありながら、毒に近い成分でもあるのです。

健康寿命を延ばすためにまず取りかからなければならない課題は、食事です。その第一歩は、従来からいわれているカロリーコントロールではなく、糖質コントロールになります。もちろん、適度な運動や、食品の保存料を避けることなども重要ですが、まずは糖質コントロールが最優先の課題です。

(中略)

玄米がいいというのは、あくまでも白米に比べればであって、食べれば血糖値スパイクを起こすことに変わりないので、けっしてヘルシーとはいえません。

福島正嗣 著「朝食にパンを食べるな」p5,6,95,163より引用

自然治癒力を最大限に高める理想的な食生活についてはこちら

付録: 言霊による潜在意識の書き換え

いきなりマインドと潜在意識の働きに関する話になりますが、人間は、セルフイメージや潜在意識に取り込まれた記憶と情報に基づいて、私たちは無意識に判断や行動を選択しています。

自分が過去に受け入れた記憶と情報(映像・言葉・感情など)

⇒ セルフイメージを構築

⇒ コンフォートゾーンを形成

⇒ 成果・パフォーマンス・生活環境や現実が決まる

※ コンフォートゾーンとは、その人(の無意識)にとって馴染みのある場所、空間や領域を指し、私たちの人生や生活環境を決定しているのが、このコンフォートゾーンになります。

コンフォートゾーンについて詳しくはこちら

人は食べ物と言葉によってできている。つまり、肉体は食べ物がつくり、精神は言葉が造っている。

良い言葉を使い、感謝をし、そして食べ物も感謝しながら食べることだけでも、運命は劇的に開けていくのであります。

感謝するに値するものがないのではない。感謝するに値するものを気がつかないでいるのだ。

中村天風(思想家)


私たちがより健康になるために、あるいはより健全な生活を送るためにまずすべきことのひとつは、セルフイメージやコンフォートゾーンを元気や健康、絶好調などにしてしまうことです。

セルフイメージ(潜在意識)が病気を受け入れたり、不健康になっていると、どんなに健康のための努力や知識の習得をしようとしても、潜在意識がそれらを受け入れず、一向に身体は健康・健全な実生活に向かわないからです。

なぜか病気につながる判断や行動を無意識に選択してしまったり、健康維持に必要な行動を起こすモチベーションが湧かなかったりということになります。真の健康に向かって、心と体が本気になれないのです。

「マインドを変えなければ、人生は絶対に変わらない」というのが、このサイトのテーマであるコーチングのスタンスなのですが、健康面においても、それはまったく同じことなのです。

セルフイメージやコンフォートゾーン(潜在意識)を変えるためには、言霊(ことだま)の力を使い、アファメーションを活用することが最も効果的です。


アファメーション例文①

私は強く、元気で健康です。絶好調です!!

アファメーション例文②

私は健康と体力づくりの時間こそ、最も重要な自分への投資と心得ている。自分なりの養生の極意を志し、突き詰め、自分自身のベストな人生を開花するための礎を築いている。

アファメーション例文③

「私は日に日にあらゆる面でますます良くなっています」 × 毎日朝晩(起床後・就寝前)20回ずつ唱える(クーエ療法)

Day by day, in every way, I’m getting better and better.(原文)

④ 言霊による100日修行

「ありがとう」もしくは「ツイてる」という言霊(ことだま)を100日間、毎日1,000回ずつ声に出して唱える。言霊を1,000回連続して一度に唱えると10~15分弱かかるが、1,000回を1日の中で何度かに分けて唱えてもよい。(言霊1,000回×100日間)

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