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企業・組織のゴール

企業理念とは?9社の事例と理念の作り方

企業理念について解説をします。

多くの企業理念または経営理念を参考にしながら、あなたの組織の理想的な理念について、つきつめていきましょう。

企業理念とは?


世の中には非常に多くの企業組織や、その「理念」が存在します。企業理念、あるいは経営理念等について調べてみましょう。

発展的な組織というのは、必ず人々に役立つ視点、社会に大きく貢献するような内容になっているはずです。より多くの人々を喜ばせることこそが、繁栄の源泉となるのです。

「企業理念」とは、創業者の想いや組織の存在意義、あり方、組織が最も大切にする土台となる考え方のことです。

組織が「何のために存在するのか?」「何を通じて世のため人のために貢献するのか?」といった組織の真の目的を表します。


一例を挙げてみましょう。理念の模範としてよく示される、天才経営者「稲盛和夫」氏が率いる「京セラ(京都セラミック)」の経営理念です。

起業家などが当初、「理念をどのようにしたらいいのか?」なかなか思い至らない場合に、京セラの理念を模範として、あるいは文言(の一部)をそのまま掲げることも少なくありません。それほどまでに、京セラの理念とは完成度が非常に高く、ひとつの理想として君臨しているのです。

① 京セラの経営理念

社是: 敬天愛人

常に公明正大 謙虚な心で 仕事にあたり
天を敬い 人を愛し 仕事を愛し 会社を愛し 国を愛する心

経営理念:

全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、
人類、社会の進歩発展に貢献すること

「京セラの経営理念」の紹介ページはこちら

※ 社是(しゃぜ)とは、「会社の経営上の方針やより具体的な主張・あり様」のことをいいます。「是」という漢字には「正しい」「道理にかなう」という意味があり、社是にはその企業にとっての真実「会社の是(正しい)とする主張」を従業員をはじめ社会一般に広く示す役割があります。


ライフィングコミット 杉本

個人・組織を問わず、壮大な理念や目標は、必ず描かなければなりません。人間は思いもしないことは、決して実現できないからです。

そして多くの様々な判断や行動にブレが生じてしまうからです。

理念とはいわば、「組織に魂を吹き込む作業」そのものです。

企業経営者や組織運営に携わる方、あるいは起業・独立を考えている方は、「組織の理念を明文化する」必要があります。

組織の目的や運営や方向性を明確にする、組織の構成員がそれを理解し、一体性・一貫性を持って行動するためです。

理念を明文化する際は、全社員をはじめとする関係者(協力・取引企業、顧客、地域社会、出資者・株主)が共感・共鳴し、彼らの心に響く内容にしなければなりません。

企業理念の事例


企業理念の明文化への参考とするために、世界で活躍する国際的企業や世間一般に広く知られる有名企業などの「企業理念」「経営理念」について見ていきましょう。

② Amazon

地球上で最も豊富な品揃え
地球上で最もお客様を大切にする企業

③ Google

世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすること

「Googleの使命」の紹介はこちら

④ YAHOO! JAPAN

ミッション: UPDATE JAPAN
情報技術のチカラで、日本をもっと便利に。

ビジョン: 世界で一番、便利な国へ。

ミッションの紹介ページはこちら

⑤ 伊藤忠商事

企業理念: 三方よし(売り手よし、買い手よし、世間よし)

行動指針: ひとりの商人、無数の使命

企業理念の紹介ページはこちら

⑥ STARTS

「人が、心が、すべて。」

基本精神「人」
企業テーマ「スタート」
企業ロマン「夢」

企業理念の紹介ページはこちら

⑦ オリエンタルランド(ディズニーランド)

企業使命:

自由でみずみずしい発想を原動力に
すばらしい夢と感動
ひととしての喜び
そしてやすらぎを提供します。

経営姿勢:

1. 対話する経営
2. 独創的で質の高い価値の提供
3. 個性の尊重とやる気の支援
4. 経営のたゆまぬ革新と進化
5. 利益ある成長と貢献
6. 調和と共生

行動指針:

1. 探究と開拓
2. 自立と挑戦
3. 情熱と実行

企業理念の紹介ページはこちら

⑧ キーエンスグループ

1. 最小の資本と人で最大の付加価値をあげる
付加価値とは、企業が活動の中で新たに生み出した価値、付け加えた価値をあらわすもの。
最小限の経営資源でアウトプットを最大化することが、キーエンスグループの考える経営の原点。

2. 目的意識を伴った行動が成果をあげる
その仕事は何のために行っているか。どんな付加価値を生み出すか。
常に自問自答することで、目的が明確になり最大の成果につながる。

3. オープンな社風
議論の中では、ポジション・キャリア・年齢よりも論理性・合理性を優先。
そこに若い人の知恵と活力がうまれ、活かされる。

4. 強い意欲と情熱を持つ
限られた時間の中で効率的にアクションを進め、高い業績をあげる。
強い意欲と情熱こそが、その源。

経営理念の紹介ページはこちら

⑨ 税理士法人 報徳事務所

自利利他 報徳一円
人を活かし、お客様を活かし、社会を活かす

当法人の存在意義
縁あってお客様になって戴いた皆様の経営の健全な繁栄発展のご支援を通じて幸福社会を創造すること

経営とは
経営とは一生涯かかって、真理を探求し実践すること

経営の手段
先進のサービスとノウハウの提供 コンピュータから心の法則まで

業務遂行態度
奉仕の心(させていただく)
感謝の心(ありがたい)
利他の心(あなたの喜びが私の幸せ)

経営理念の紹介ページはこちら


その他の企業理念・経営理念の事例はこちら


さらなる多くの企業組織における多種多様な理念を研究したい方は、以下の書籍が大変役立ちます。日本全国56社のより具体的な理念・目標・ビジョン・ドラマ等が詳細に書かれています。


坂本光司 著「いい経営理念が会社を変える」

解説


こうして理念を並べて、見比べてみると、理念には、各社各様の理念の形、表現の仕方に個性が見られます。一概に、このような表現の仕方に決まりがあるとか、こうして書かなければならないという枠組みがあるわけではありません。

どの理念も個性豊かですし、文章の長さについてもまとめ方が企業によって全く異なります。

しかし、それらの本質と力点には、2つの要素が存在します。

理念の2大要素
  1.  どのようなビジョンがあるか?

  2.  どのようにして社会に貢献するか?


理念をよくよく吟味してみると、理念にはじつは、このように2つの大きな要素が組み合わさって、企業それぞれの大いなる組織の存在目的と方向性が示されていることが分かります。

組織の存在と貢献によって、「どのような社会を創造していくか?」、そして、そのためには「どういった形で貢献していくのか?」、この2大要素が各社の理念には想いが込められているのです。

ですから、理念を明文化するためには、この2大要素である「ビジョン」と「貢献内容」が決まれば、自然とそのあるべき理念の姿が顔を出しはじめます。

それぞれをもう少し具体的に噛み砕いてみると、このようになります。

ビジョンとは、「理想の未来の情景と形」

貢献内容とは、「業種」「社会的な立場」

これらが理念の本質です。理念の本質と存在意義が分かれば、理念の明文化もずっと身近に感じられ、明文化しやすいものに見えてくるのではないでしょうか?


ライフィングコミット 杉本

あなたの組織は、どんな理想的な未来を創造しますか?

あなたの組織は、何で社会に役立ち、貢献していきたいのですか?

これらが明確に決まれば、理念を明文化していくことができます。

理念とは、企業や組織に魂を吹き込む命と作業そのものです。じっくりと時間をかけて吟味し、追求していくべきものです。

ワーク: 信念・理念・ビジョンを明確にする

  1.  あなたにとって本当に大切なものは何ですか?


  2.  あなたの人生のテーマとは何ですか?


  3.  あなたの存在意義や生きる目的は何ですか?


  4.  あなたの目指すべき将来のビジョンとは、どのようなものですか?


  5.  あなたは社会に対してどのような貢献をしていきたいですか?


  6.  あなたはどのように人生を終えたら、幸せですか?


  7.  あなたは未来に生きる子孫に何を伝えていきたいですか?


  8.  あなたは後世に何を残したいですか?


  9.  あなたは自分の使命について、どのように考えていますか?


  10.  上記を参考にしながら、あなたやあなたの率いる組織の理念を明文化してみましょう。


理念において最も大切なこと


理念とは、作ればそれで終わりというものではありません。理念は組織の土台であり最も根幹に位置するものですが、理念を作ること以上にもっと重要なことがあります。

それは、理念の実行です。より具体的に言うと、組織内での「理念の浸透」になります。

世の多くの企業や組織をよくよく見てみると、立派な企業理念を掲げつつも、それらが全然生かされていない企業が多々見受けられます。形だけの理念の企業が多く存在するのです。

その理由とは、組織の構成員たちがそれらを知らないか、きちんと理解していないからです。

理念は、創業者の頭の中にだけあっても意味がありません。それらを組織の構成員たちがきちんと念頭に入れて行動することによって、理念はその役割が全うされます。


多くの名だたる優良企業は、この「理念の浸透」に心血を注ぎ、理念をより輝かせ、組織を理想の姿・形へと日々近づける努力をしています。

この力点をおろそかにしては、本当の意味での組織を繁栄させることは決してできません。組織内での「理念の浸透」は、組織の繁栄における絶対条件なのです。

名言集

理念なきところに経営は成功しない。理念が確立されれば、経営はもう半分成功したようなものだ。

松下幸之助(旧 松下電器、現 パナソニック創業者)

私はこれまで8,000社を超える企業を調査研究してきたが、経営のやり方である「業績や成長第一主義経営」を高らかに掲げ、実践している企業で、長期にわたり安定的に業績の高い企業など1社もなかった。

一方、「人の幸せ第一主義経営」を愚直一途に実践している企業で、長期にわたり業績の低迷している企業などは1社もなかったのである。

坂本光司(経営学者)
藤井正隆 著「いい会社をつくった名経営者の言葉」p15より引用

企業はもとより、すべての組織体の経営の目的・使命は、その組織に関わるすべての人々の、永遠の幸せの追求・実現である。

企業は、企業それ自身のために存在しているのではなく、その企業に関わる人々の幸せづくりや社会の発展のために存在している。このことが、企業を含めたすべての組織の存在のための原理・原則である。

業績や勝ち負け、シェアや業界ランキングも重要ではあるが、それは目的である「関係する人々の幸せ」を実現するために重要であるというにすぎない。

業績や勝ち負けを重視・大切にする経営と、人を大切にする経営は、真逆を向いている。進むべき道、方向を間違ってはならない。

属する組織から、真に大切にされていると実感している人々は、まるでご恩返しのように、属する組織のために報いてくれる。

環境や時代がどのように変化しても決して変えてはいけない「あり方」とは、正しい企業経営の実践、お天道様に顔向けのできる経営の実践、つまりその組織の存在目的・使命である経営理念に基づく経営の実践である。

しかし多くの企業や組織は、時間がたつに従い、この最も重要な組織存続の原理・原則を忘れ去り、軽視し、やがて関係者の幸せではなく、組織それ自身の保身と存続のために、勝手に走り出す。

そして顧客や取引先だけでなく、社員にも見限られ、腐っていく。

長期に渡って低迷・停滞している企業や組織の大半の問題点は、外にあるわけではない。ここにこそ問題の本質がある。

正しい経営をしない経営者に、神様がご褒美としての利益を、顧客がお礼代としての利益を、くださるはずがないのである。

坂本光司 著「経営者のノート」より引用要約

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