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企業経営・組織運営

企業理念の浸透と組織運営とは?

企業理念の共有と浸透の重要性

企業・組織が健全に機能し、一体性・一貫性をもって活動し、目に見える形で結果を出すためには、「組織の存在目的や果たすべき使命、自分たちの役割」を、組織を構成する人たち、全構成員・全社員が充分に認識し、しっかりと理解し、共有する必要があります。

人が、目標や人生のゴールを持っていないと、日々の判断や行動に迷いやブレが生じ、いつまで経っても大志を成すことなど決してできないわけですが、これは、企業・組織においても全く同じことです。

なぜなら、組織を構成しているのは、まぎれもなくそこに関わる”人間”であり、組織とは、組織を構成する人たちの「マインドの集合体」と言えるからです。

個人と組織が異なることとは、個人の場合は、己が自己責任でゴールを設定し、それに向かって行動をとるように心がければいいのですが、組織の場合はというと、組織には複数の人間が関わっていますから、組織の理念や目標を全員がしっかりと共有する何らかのシステムがないと、組織の目指すべき方向性が十分に浸透せず、社員や構成員の間で判断や行動にブレとバラツキが生じてしまいます。

組織がしっかりとした世間さまに顔向けできる理念を制定し、それを公に掲げ、そしてそれを構成員の間で、無意識に行動に移せるくらいになるまで、心の奥底に浸透させる。

こうしてはじめて、企業・組織は、組織足り得る使命と役割を果たし、世の中に対してすべき行動、商品やサービスをしっかりと提供し、貢献していくことができるのです。

理念の共有と浸透のために

エッセンス1: 社是や行動指針の制定


社員や構成員が企業組織の理念に向かって、より一貫した信念と態度で臨み、洗練された一体性と促進性を発揮するためには、「社是」や「行動指針」を明確にし、明文化することが非常に効果的です。

社是(しゃぜ)とは、「会社が正しいとする、会社の運営上の主張や方針」のことを指します。

多くの場合、理念というのは抽象的で具体性に乏しく、構成員がいざ行動を起こすときに、「では、実際に私たちはどう行動し、何を拠(よ)り所にすればいいの?」となってしまいがちだからです。

ジョンソン・エンド・ジョンソン


世界で最も優れた社是と行動指針のひとつが、ヘルスケア商品による世界的企業「J&J社(ジョンソン・エンド・ジョンソン)」の「我が信条」でしょう。

京セラの社是と経営理念

社是: ”敬天愛人”

常に公明正大 謙虚な心で 仕事にあたり
天を敬い 人を愛し 仕事を愛し 会社を愛し 国を愛する心

経営理念:

全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、
人類、社会の進歩発展に貢献すること

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伊藤忠商事の企業理念と行動指針

企業理念: 三方よし(売り手よし、買い手よし、世間よし)

行動指針: ひとりの商人、無数の使命

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エッセンス2: 理念の唱和


人間のマインドにはセルフイメージどおりに、より正確に表現すれば、潜在意識に刻み込まれた”言葉”に沿って忠実に判断をしたり行動しようとする脳の働きがあります。

ですから、組織の構成員全員が組織の理念に則って、無理なく自然に行動を起こすためには、組織の理念をはじめとした、社是であったり行動指針(クレド)をしっかりと潜在意識にインプットし、伝えてあげる必要があります。

そして、その最も効果的な方法のひとつが、「理念の唱和」なのです。

つまり、理念や行動指針をみんなで一緒になって、「声に出して読み上げる」ことです。

実りあるよりよい一日のスタート、毎朝の朝礼や習慣として、あるいは仕事前の会議やミーティング時などに、構成員同士でそれらを一緒に読み上げるようにすることで、組織全体の一体感とやる気やモチベーションが刺激され、最大化されるようになります。

エッセンス3: クレドの所持・携帯

ザ・リッツ・カールトン・ホテルの「クレド」

世界的に展開する高級ホテル「ザ・リッツ・カールトン」にて、「クレドをいただきたいのですが?」と伝えてみてください。上記の写真のクレドをもらうことができます。

クレドとは、組織の理念や企業信条などをコンパクトにまとめて、構成員一人ひとりが携帯し、いつでもすぐに内容を確認できるようにすることです。

構成員たちはクレドを随時確認することによって、各々の判断や行動指針、構成員たちの心の拠(よ)り所とすることができます。

リッツのクレドには、「リッツ・カールトンらしさ」「あり方」「使命」「役割」「もてなしの仕方」などが、非常に洗練された形で明確に記されています。

そこで働く一人ひとりは、クレドを常に携帯し、いつでもそれらを見直したり確認し、どのような状況下でもぶれることなく確実に、理念に沿った業務が遂行できるような体制を整えています。

サービスバリューズ


私はリッツ・カールトンの一員であることを誇りに思います。

  1.  私は、強い人間関係を築き、生涯のリッツ・カールトン・ゲストを獲得します。
  2.  私は、お客様の願望やニーズには、言葉にされるものも、されないものも、常におこたえします。
  3.  私には、ユニークな、思い出に残る、パーソナルな経験をお客様にもたらすため、エンパワーメントが与えられています。
  4.  私は、「成功への要因」を達成し、ザ・リッツ・カールトン・ミスティークを作るという自分の役割を理解します。
  5.  私は、お客様のザ・リッツ・カールトンでの経験にイノベーション(革新)をもたらし、よりよいものにする機会を常に求めます。
  6.  私は、お客様の問題を自分のものとして受け止め、直ちに解決します。
  7.  私は、お客様や従業員同士のニーズを満たすよう、チームワークとラテラル・サービスを実践する職場環境を築きます。
  8.  私には、絶えず学び、成長する機会があります。
  9.  私は、自分に関係する仕事のプランニングに参画します。
  10.  私は、自分のプロフェッショナルな身だしなみ、言葉づかい、ふるまいに誇りを持ちます。
  11.  私は、お客様、職場の仲間、そして会社の機密情報および資産について、プライバシーとセキュリティを守ります。
  12.  私には、妥協のない清潔さを保ち、安全で事故のない環境を築く責任があります。

引用元: リッツ・カールトンの企業理念「ゴールドスタンダード」

御社におかれましても、このようなクレドを作成し、制定し、構成員の人たちが携帯して常に確認できるような体制を整えてみてはいかがでしょうか?

エッセンス4: 人間教育の場


組織運営の中で最も重要視すべきもののひとつに、「人間教育の場」が欠かせません。なぜなら、どのような企業組織も、その存在の根底に位置するものが「人間尊重」だからです。

すべての商品やサービスは、それを提供する企業や組織の側においても、提供される顧客やクライアント側においても、”人間ありき”であって、人々の幸福や豊かさ以外のなにものでもありません。それらは本質的に、人間尊重そのものなのです。


その前提のうえに立って、企業組織は、「組織たらんとする使命や役割や目的」が存在し、組織の理念が築かれます。

それらは、組織のトップや経営者の頭の中にだけあっても意味がありません。その信念や動機、目的のありかなどを根気よく社員や構成員たちに伝えていくことで、組織は本当の意味で育ち、役割を果たし、成長していくことができます。

経営者や経営幹部の人たちが先頭に立って、各部署やチームのリーダーたちが定期的に人間教育の場をつくり、理念や行動指針を含む人間尊重の意味とあり方を伝えていくことが大切です。

経営計画発表会をはじめ、決算発表や各種講義・講演、会議やミーティング等を利用し、組織の真の目的と真髄を伝えていかなければなりません。

社員や構成員たちは、それらを聞くことで、自分たちの本当の役割と存在意義を深く理解し、組織への愛着とともに強い精神と誇りをもって、高い行動力とモチベーションを発揮できるようになります。

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