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コーチング用語集

潜在意識とは?潜在意識の上手な使い方とまとめ

この記事では、脳やマインドやコーチングの話で必ず登場する「潜在意識」について焦点を当てます。

潜在意識の存在を知る人は世の中に非常にたくさんいるものですが、その本当の働きやシンプルなカラクリ、上手な使い方を知る人は意外に少ないように思います。

この機会に潜在意識について整理し、理解を深め、上手にマインドを使いましょう。

潜在意識とは?

① 潜在意識の重要性


潜在意識とは、私たちが意識をしない、もしくは感じていない領域で働く思考や判断、行動を司る無意識領域のことです。

感じていないけれど、確実に存在している意識領域なので、”潜在”意識と呼ばれます。

潜在意識についてよく聞かれる話としては、「私たちの行動や判断の中で潜在意識の占める割合は90%ないし95%以上」というものがあります。

数字がどれだけ正確なのかは判断が難しいところですが、脳全体の思考の中で潜在意識の占める割合が非常に広く大きいということは間違いありません。

ですから、マインドの働きについて考えるとき、潜在意識についての理解なしには決して語ることはできませんし、人生や生き方、成果とか脳のパフォーマンスに対して取り組もうとするとき、潜在意識に関するアプローチを怠るべきではありません。

我々の人生、幸福とか成功を目指すうえで、潜在意識は切っても切れない関係の分野・話題になります。

② 潜在意識の2つの働き


潜在意識ついて考えるとき、大きく分けて2つの働きがあることを知ると、理解が容易です。

潜在意識の2つの働き
  1.  記憶・経験・感情・セルフイメージなど、情報と思考の保存・蓄積

    ⇒ 潜在意識とは、思考と記憶の貯蔵庫


  2.  蓄積された情報を基に、自分らしさを創造し、維持する

    ⇒ 潜在意識とは、自分らしさと身の回りの環境との間にある矛盾の解決・整合性の維持・エネルギーの創出

潜在意識をこのように大きく2つに分けて考え、整理すると、理解が非常に容易です。

要は、「思考の保存」と「思考を現実にする働き」の2つだけです。

潜在意識の2つの働きとは?

上記の潜在意識の2つの働きについて、もう少し詳しく見ていきましょう。

① 思考と記憶の保存


潜在意識の働きの第一義とは、「思考と記憶の保存・蓄積」です。

私たちは日々の生活の中で、「これを覚えよう」とか「この映像は必要のない情報だ」とか「この言葉こそ記憶にとどめよう」などとは、いちいち取捨選択を考えてはいないはずです。そのように考えるものも当然ありますが、それは非常に少数で、思考や記憶のほとんどは無意識に行われるものが大多数を占めます。

人間は一日のうちに5万回もの思考やセルフトークをするという研究がありますが、それらをすべていちいち記憶だ・保存だなどと考えていたら、私たちの思考はパンクしてしまいます。

これらの作業は潜在意識の働きであり、思考や情報が短期記憶としてすぐさま忘れ去られるか、それとも睡眠を通して思考が整理され長期記憶化するのかは、潜在意識が私たちの意識しないところで自動で担ってくれる重要な働きのひとつです。

このあたりの短期記憶と長期記憶化の話は以下の記事に詳細があります。


そして、そうした記憶過程の中で、人間は自分が受け入れた情報や反復した思考によって自分らしさという「セルフイメージ」を脳内に形成していきます。

セルフイメージとは、「自分が自分に対してイメージする思い込み」「自分のあるべき姿に対する信念」のことです。

よく「セルフイメージこそが人生を決定する」などと言われますが、それは本当にその通りで、それがマインドの働きなのです。

受け入れられ、蓄積された信念をもとに、その人のセルフイメージが構築され、それに伴ってその人の「コンフォートゾーンの領域」が決まります。

コンフォートゾーンとは、「その人が勝手に進んでしまう場所」「無意識に居心地がよいと感じる空間」「意識せずとも自分が安住しようとする領域」のことをいいます。

コンフォートゾーンは私たち一人ひとりが個々に持ち得るオリジナルな空間・領域であり、人それぞれ違います。コンフォートゾーンが決まれば、潜在意識のもう一つの働きが出番となります。

② 矛盾の解決・整合性の維持


さて、潜在意識のもう一つの重要な働きとは、「矛盾の解決」と「整合性の維持」になります。

先に「人間は自分が受け入れた情報を基にしてセルフイメージを形成し、それによってコンフォートゾーンが決まる」と言いましたが、このコンフォートゾーンを自分の身の回りに維持しようとする力の正体が、ここで紹介する潜在意識の働きになります。

要するに、コンフォートゾーンを周りの環境に維持するのが潜在意識のもう一つの働きなのです。

  1.  コンフォートゾーンと身の回りの環境が一致

     ⇒ 潜在意識は安心する(潜在意識の不活性化)


  2.  コンフォートゾーンと身の回りの環境が不一致

     ⇒ 潜在意識はその矛盾に焦り、矛盾を解決し整合性を取ろうとクリエイティブに働く(潜在意識の活性化)


この働きの注目すべきポイントは、コンフォートゾーン(セルフイメージ)と身の回りの環境との不一致の度合いが大きければ大きいほど、創造性が刺激され、エネルギーが多く生み出されるという点です。

コーチングの創始者であるルー・タイスは、この潜在意識の働きの部分を「創造的無意識」と名付けましたが、創造的無意識は、リアルな世界とセルフイメージのズレに大きく反応し、矛盾を解決しようとします。

創造的無意識の特徴
  1.  コンフォートゾーンと現実とのズレが小さい

     ⇒ 創造的無意識はエネルギーを生み出さない


  2.  コンフォートゾーンと現実とのズレが大きい

     ⇒ 創造的無意識は巨大なエネルギーを創出する

     ⇒ 潜在意識は活性化しクリエイティブになる

潜在意識を本気にさせる2つの条件

これまでの話を理解すると、潜在意識に対する見通しがずいぶんと良くなってきたのではないかと思います。

しかし、潜在意識についてはもうひとつ知っておかなければならない重要なことがあります。

それは、潜在意識にとって「明確さとは力である」ということです。

条件1: 明確さ


潜在意識は、明確でないものをコンフォートゾーンとして、あるいは自らの目的地としては認識しません。

上記のこれまでの話を総合すると、「自分に対する思い込みやイメージがセルフイメージとして脳内に定着し、コンフォートゾーンが形成され、マインドはそれに向かって自動的に進む」ということはご理解いただけると思いますが、そのイメージというのは、ぼんやりとしたもの、漠然としたリアリティのないものでは、潜在意識は明確な目的地として認識できないのです。

ここに、コーチングの創始者であるルータイスによる、「ルータイスの方程式」というものが存在します。

ルータイスの方程式

I(Image)× V(Vividness)= R(Reality)

イメージに、明確さ・鮮明さが伴うと、リアリティになる

ここで言うリアリティというのは、脳内におけるその人にとっての信念や真実のことであり、また、現実を意味する言葉でもあります。

イメージに明確さや鮮明さが伴うと、リアルなイメージがその人の脳内に刻み込まれ、セルフイメージやコンフォートゾーンとして選択されます。前述した通り、明確でないものは潜在意識はスルーしてしまいます。

そしてコンフォートゾーンとなったその人のリアリティは、創造的無意識の働きによって、現実して引き寄せようとマインドはクリエイティブに働き出します。

結果として、脳内のリアリティとは、現実のものとなるのです。

したがって、明確さというのは、潜在意識が働き出す最も重要な条件のひとつとなります。

条件2: 現状の外側


潜在意識を本気にさせる条件の2つめです。

創造的無意識の働きとは、簡単に言えば、「現実と、脳内のリアリティやコンフォートゾーンとのギャップの解消」です。

そして、そのギャップが小さいと創造的無意識の生み出すエネルギーも小さいものとなってしまいますが、逆言うと、現実と脳内のリアリティのギャップが大きければ大きいほど、潜在意識は本気を出すということが言えます。

ライフィングコミット 杉本

つまり、「潜在意識の目的地や自らの目指す目標・ゴールとは、遠ければ遠いほど、エネルギーと創造性が刺激され、潜在意識は潜在能力を発揮し始める」というのが、潜在意識の秘訣となります。


コーチングにおけるゴール設定において、「ゴールは現状の外側に設定する」というルールが存在するのは、このためです。

現状に近いゴールでは、低い意欲しか生まれませんし、潜在能力を解き放つこともできません。また、現状に近いゴールというのは現状肯定であり、大いなる躍進や人生の変革を期待することもできません。

  1.  現状に近いゴール ⇒ 現状維持の肯定 ⇒ 潜在意識に変革は訪れない

  2.  現状から遠いゴール ⇒ ゴールと現状との大きなギャップに潜在意識が焦る ⇒ 潜在能力の発揮・覚醒

ゴール設定の3つのルール
  1.  ゴールは「現状の外側」に設定する
  2.  心から望むこと、成し遂げたいことをゴールとして設定する
  3.  ゴールは人生の各方面にまんべんなく設定する(バランスホイール)

※ 「現状の外側」のゴールとは、現在の延長線上の未来には到底起こり得ない、自分が大きく変わらない限り、絶対に達成できないような遠く高いゴールのことです。達成方法が現時点ではまるで見えないゴールです。

潜在意識への効果的なアプローチ

潜在意識の働きと潜在能力を発揮させる条件について話をしてきましたが、最後にそれらを踏まえ、潜在意識に対する最も効果的なアプローチについてご紹介していきましょう。

最も効果的な潜在意識へのアプローチ
  1.  現状の外側にゴール設定
  2.  ゴールの世界を明確にしていく
     (ゴールの世界のリアリティを高める)

潜在意識の覚醒方法について、本質的にすべきアプローチとは上記の2つだけです。

「現状の外側にゴールを設定」し、そしてその次に、その「ゴールの世界について明確にしていく」「脳内のリアリティを高めていく」だけです。

ゴール設定については、ルールは前述した通りですが、「ゴールの世界(の一部)を明確にしていく」「ゴールの世界のリアリティを高める」というのは、コーチングの場合、いくつかのやり方が存在します。

ゴールの世界のリアリティ
  1.  バランスホイールの設定
  2.  サブゴールやミニバランスホイールを設定
  3.  ビジュアライゼーション
  4.  アファメーション
  5.  セルフトーク

ここで、一つひとつを詳細に解説することは、このページだけではできませんが、以下のステップを学ぶことで、すべてを見通しよく学ぶことができるでしょう。

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